芸人、バイク川崎バイク氏。
先日の「R-1ぐらんぷり」でも、その単純でありながら緩急の鋭いネタを披露してくれました。
彼のネタは、彼の芸名「バイク川崎バイク」の省略形「BKB」に色々なことをねじ込んで行くというシンプルなもの。
「バス・ケ・部……B・K・B!イェーア!!」
みたいな。
正直考え抜かれたものというものではなく、「なかやまきんに君」氏、「レイザーラモンRG」氏のような、勢いやテンションで持っていくスタイルなのだが、この「バイク川崎バイク」氏に関してはプラスアルファがある。
それは「客観性」である。
ノリノリで漫談をはじめ、「BKB!イェーア!!」が炸裂した直後、彼はサングラスを外して冷え切ったテンション。他人事のように自分の話を始める。
「あのー、はじめてBKB見たよーっていう人は驚いているかも知れないんですけど、ずっとこれ続いて行きますんで慣れていってください」
「BKBね、好きな人にはハマるんですけどダメな人にはとことんダメらしいです」
「バイクだけにブンブン! BKB! イェーア! この3つだけでやってきました」
これがたまらないのである。
サングラスをしている時との二面性。
サングラスを外した時の自己客観性。
お笑いのスタイルとしての二面性だが、我々の実生活にフィードバックしてみよう。
笑いを取る必要はないが、この二面性というのは生きていく上で極めて重要なものではないだろうか。
意外とこの冷え切った部分、バイク川崎バイク氏のネタでいうところのサングラスOFFのモードが上手く作られていない人は多くて、例えば上手くできてない人には
「BKBね、好きな人にはハマるんですけどダメな人にはとことんダメらしいです」
なんてことは言えない。自己否定する相手に対しては感情的になることがほとんどだからだ。
お笑い論的にはサングラスをスイッチとした、極端なテンションの落差が面白いってなものなのかもしれないが、お笑いからだって十分に自己啓発できるものです。
ババアが かぼちゃを 馬車に
B・K・B!!
イェーア!!

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