おごれる藤原、久しからず……ということでしょうか。
今作に関しては、藤原家というよりも道隆・道兼のおごりですか。道長に関してはその兄達の失態を見て、自身の政治を為すのでしょうし。
ここまでを見ていると、どちらかというと藤原兼家という個人の突出した能力によってここまで発展した印象のある藤原家。
その権力を受け継いだだけの道隆、それなりに強かでもありますが父には遠く及びません。そういうところの勘違いがまずい事態を引き起こしそうです。
火曜日は朝から結構な雨が降っていて、この雨は日中ずっと続くということで久しぶりに傘を差しての通勤。
とにかく荷物として傘を持ちたくない人間なので、基本的に折りたたみ傘でなんとかし続けていたので……ちゃんとした傘を差すなんて、何ヶ月ぶりでしょうか。
まあちゃんとした傘といっても、ビニール傘なんですが。
続きを読む今回はタイトルにあるように、主人公の精神深くにある、これまで倒してきた敵のネガティヴな思念の残滓が蓄積する場所……廃棄孔がテーマ。
以前からその廃棄孔で、人知れず蓄積する負の情報を焼き続けてくれていた巌窟王と廃棄孔のお話になるかと思っていたのですが。
……いや、まあそういう話ではあったんですが……。
なんというか、ストーリー全体を見返した時にその「廃棄孔」の要素が出てくるのが最終盤といっていい局面だし、今回のラスボスも微妙に小物感。
どちらかというとメインは完全に「アヴェンジャーというクラス」を掘り下げたものであり(アヴェンジャーとは何か、ではない)、そこに設定的に最重要クラスの廃棄孔案件も入れ込んで詰め込みすぎた結果、ストーリー全体としてのバランスやら細かいところの粗を感じてしまうお話でした。
ちなみに評判自体はネットを見ている限り賛否両論という感じですが、ストーリーそのものの内容含め個人的にはあんまり……という結構否寄りの立場ですかね。
とりあえず色々と書いていってみますが、まあ見落としたり間違った解釈していたりする部分も多いと思います。というか、読み返したらほとんど不満に感じた点しか書いていないので、イドが面白かったという人は読まない方がいいです。