心の雑草

「げ」と申します。「旅=人生」というライフスタイルをめざして、心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

「MGSⅤ ファントムペイン」クリア後感想&考察

先日終わったので感想書きましょう。ネタバレは全面的にしていきますのでその辺は事前にご理解ください。

エピソード46「世界を売った男の真実」をクリアした後にエンディングのようなものが流れるわけですが、ここまで辿り着いた人ならます間違いなく「途中で終わってるじゃん!」と思う仕上がりであったのがファントムペインだった。
最も幻肢痛に苦しめられるのはスネークでもミラーでもなく、本来あるはずのこの先の物語を失ったプレイヤーという残念なオチ。

異様に海外での前評判は高かったしゲームとしては面白かったけれど、小島監督KONAMI側との確執が結果としてこんないびつな商品を生み出してしまったような気がする。
悪に堕ちたのはKONAMIで、復讐の火を燻らせているのはコジプロといったところか。

……金儲けのために開発途中のものを販売するのはいくらなんでも。

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本当は3章以降も作る予定だった的な噂から考察したもの

どこかでさらっと見ただけなのだが、本当は2章で終わるのではなく3章以降、5章くらいまで作るつもりだった……みたいな話を読んだ。都市伝説みたいなものだが。
とはいえここから膨らませていくと「世界を売った男の真実」というエピソードの持つ意味が一転するように思う。

つまり「世界を売った男の真実」は2章のストーリー的なラストではなく、本来は3章のエピソード1にあたるものだったのではないかという推察だ。
このエピソードでは1章、2章とプレイヤーが操作していたスネークがBIGBOSSではなく、その影武者出会ったことが判明する。そして本物のBIGBOSSはバイクに乗り、一人で旅に出る……っといったものだ。

3章はここから本物のBIGBOSSを操作することになったのではないか……などと思う。
わざわざもう一度病院脱出をまるまるプレイさせるあの手間に違和感があった。あの場面でイシュメール(本物のBIGBOSS)の方を操作出来たとしたら意味がガラリと変わる。

とか思ってたら内部データで第5章のエピソード2に「世界を売った男の真実」があったらしいという情報が。
最終的にはエンディングのアウターヘブンで鏡を殴り割るヴェノムのシーンに繋がるのなら、3、4章はBIGBOSS、5章は再びヴェノムを操作して、ファントム(ヴェノム)が本物のBIGBOSSが送り込んだソリッド・スネークに自身の作ったアウターヘブンを陥落させられるペイン……みたいな終わり方もアリかなあと。

とりあえずファントムとビッグボス。
「二人でBIGBOSSだ」
というセリフがあるので、個人的にはもう片方のビッグボスの方もプレイしたかったのが素直な気持ち。

批判覚悟で「蠅の王国」を公開した意味

本来は収録するはずたったけど、開発間に合わなかったので付録映像的にくっ付けたというエピソード51「蠅の王国」。
ゲーム本編では投げっぱなしジャーマン状態だったイーライのその後のエピソードなわけだが、これが本編に収録されてなかったおかげで「イーライどうなったんや?」という気持ちのまま終わってしまうわけだ。ヒューイの話とかも急ぎ目で詰め込んだ感凄かったし。

言ってしまえば買った人に対して「このゲームは完成しきってないけど発売したよ」と表明したようなもので、「未完成品で金取るのか」という批判が出るのが分かっている……のに出したわけだ。
もうこれはコジプロ側からKONAMIへのささやかな復讐なのではないかなどと邪推。
「本当はこれも入れる予定だったんだけど、KONAMIが……」というのがぼんやり見えるというかね。
異常な開発期間と資金が必要になっていたであろうファントムペインに対してのKONAMIの「早く結果出してくれ」という気持ちも分かるんだけど、世界規模でのブランドになったメタルギアシリーズの正式ナンバリングタイトルがこの結果になっちゃったのはマクロに見るとマイナスイメージ強すぎねえか?などと。


Sins of the Father

色々考えていくと主題歌である「Sins of the Father」はそもそも誰のことを指した歌なのか、と。
「父の罪」である。これは単純に考えてソリッド・リキッドの父親である本物のBIGBOSSのことだと考えたい。

そうなるとやっぱこの歌ってファントムとして1人の人間の人生そのものを奪ったことも罪の一つだろうと思うし、そもそもヴェノムには子供がいないし。

拡大解釈で彼らが作った世界に生きる者皆が子供、みたいな捉え方もできるけど……まとまらないけど、クリアして思うのはやっぱりこの主題歌とヴェノムと関連性は薄い気がするなあということ。

まとめ

ゲーム部分はすごく良くできていたと思う……けど、それでもどこか「惜しいな!」と思う部分も多い。
初めてアフガニスタンに放り出された時の感動、高台から敵の拠点を偵察し、どこから攻めていくかを考える楽しさ。
とはいえそれらも装備やバディが整ってくると雑になっていき、いい意味でも悪い意味でもゴリ押しできてしまうという点はバランス悪めだったようにも思う。これが特に酷くなっちゃったのがスカルズ戦とかクワイエット救出ミッション。あの辺もはやゴリ押しプレイを強要するくせに敵が強すぎてゴリ押しに苦労するというストレスのスパイラルだったので。

なんでも出来ちゃう。そんなミッションは楽しかったけれど「戦うしかないぞ」というミッションの作り方が短絡的すぎて面白みに欠けたかなあ……と。


FOXエンジンはコジプロの物なんですかね。
だとしたらFOXエンジンを使った完全な新作タイトルを期待していたほうがいいかもしれない。もうメタルギアシリーズはこの先厳しいでしょう。

……戦国時代とかのオープンワールドあったら死ぬほどやるんですけどね。