- 作者: ネルケ無方
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2012/06/15
- メディア: 新書
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以前も紹介したこの本(読了:ネルケ無方「ただ坐る」 - 心の雑草)、今でもたまに読み返しながら、ちょっとした時に坐禅を組んだりしている。
普段なら散歩に出かけたりするのだが、そこまでする時間がなかったり(私の散歩は2時間くらいなのだ)、あるいは今のように風邪を患っていてあまり外出したくなかったりした時には、この坐禅が代わりとなってくれているような気がする。
先の「ただ坐る 生きる自信が湧く 一日15分坐禅 (光文社新書)」では「15分でいいよ〜」と書いてくれているのだが、これが実際にやってみると分かるが
15分って長い!!
驚くほど長い。常に時間を気にしながら生きている現代人にとって、「何もしない15分間」というのがどれだけ長く感じるのか、思い知らされた。
なので、とりあえず苦痛にならないラインまでやってみようと思い始めてみたら、今では5分程度で落ち着き始め、少しずつ時間は伸び始めている。
お尻の下に枕などを挟み、足を組んで、静かに呼吸に意識を向ける。
はじめて1週間くらいは、坐禅中も仕事のことやプライベートのことや、時計の針の音や、そんな雑念が頭をもたげるのだが、慣れてくればあっさりと呼吸そのものに集中出来るようになる。
睡眠が身体の休息ならば、坐禅は頭と心の休息。
坐禅を組んでいる間は、頭の中がクリアーになっている感覚。そして身体感覚などの自身の内部との対話が始まる。これは本当に気持ちがいい。
社会や人間関係などといった、ストレスである外的要因から一時的に切り離すことで急激に休まる。そして坐禅後には、そういったことに対する感情的な想いは丸くなっていて、冷静に判断出来るようになっている。
はじめは5分でもいい。
というか、5分でも驚くほど効果がある。
そこから徐々に時間を伸ばしていけばいいよね、という。
イライラしがちな人、すぐ落ち込む人。
そんな感情のコントロールが苦手な人、一度坐禅を試してみるといいですよ。これは本当に気持ちが穏やかになるいいライフハックです。