なんだか今年の水着サーヴァント、個人的な感想としてはパッとしないんだよなあ……という、ネガティヴ寄りのスタートダッシュでした。

ピックアップ1のパッションリップとクリームヒルト、ピックアップ2の両儀式と美遊の4騎までが全然性能的に魅力的ではなくスルーしていたところから、ピックアップ3のティアマトが多少使えるかな?と思って、ピックアップ3だけ軽く回しました。
20連でティアマトとジュネスが同時に出てくれて本当にありがたいところ。
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星5サーヴァント
パッションリップ
「被ダメージを吸収してHP回復する」という新しい効果のスキルを持っており、無敵や粛清防御を貫通してくる相手の前でも倒れないのは魅力。ターゲット集中もセットなので、自身がHP吸収で絶えつつ単体攻撃から味方を守れます。
味方にもNPを撒くことができ、自身へのバスターバフなどもあり割とハイブリッド型。
スキル3では対象を自身か味方にするかで効果が変わり、防御的支援かパッションリップ自身の強化か選べます。
宝具は強化解除から入る超巨大特攻の単体宝具で、まあ刺さる相手には有効ですね。
両儀式
スキル仕様で宝具を単体/全体を切り替えられるサーヴァント。
スキルで倍率を上げてから宝具で即死が狙えるタイプで、あとは手堅く火力バフやNPチャージを持っています。ギミック対処力も高め。
ただムーンキャンサーというクラス+低ATKの二重苦を抱えており、いまいち火力を出しにくい。
ムーンキャンサーには単体宝具にシエル、全体宝具にアルクェイドという高い壁がいるので、性能的な話で見ると今回の両儀式はかなり厳しいと思います。
ティアマト
まさかの補助宝具で実装。

スキルも込みでアーツ・クイックのサポーターという感じ。
クリティカル面のサポートもでき、上記2色のアタッカーを支えるなら悪くない性能。というより、そんな2色のクリティカルサポーターと考えた方が良さそうです。宝具バフはないし。
……問題はその宝具にあります。
宝具のアーツ性能・クイック性能の倍率が宝具依存なので、強く使いたいなら補助宝具なのに宝具レベルを上げる必要があるなかなかの鬼畜仕様。
そして2色バフの弊害で、1色あたりのバフ量が少なめになってしまっています。
結局は光コヤン・キャストリア・スカディのような1色を手厚くサポートするサーヴァントに勝てない、中途半端な感じとも言い換えられます。
どちらかと言うと周回ではなく、宝具に複合している
無敵・弱体耐性とスキルの毎ターンNPチャージを撒きながらの攻略支援タイプか。といっても、それならキャストリアで粛清防御を張る方がディフェンス固いしなあ……となんとも。
比較してしまうとどうにも強いとも言い切れない、そんな悩ましい性能。
下手に「アーツもクイックもサポートできますよ」という性能にしてしまったことで各種バフ量はややマイルド、さらにその能力を最大限引き出すには宝具を重ねることが必要というのがかなりキツい。
スター獲得効果を味方全体に付与できたりもしますが、ティアマト自身がアーチャーなのでそのスターを優先的に吸ってしまう。編成次第ではティアマト自身がクリティカルアタッカーとして動くことも視野に入れる必要がありそうです。
現状ではアーチャークラスで数少ないサポート性能高めサーヴァントという利点を活かして、これからくるアーチャー戴冠戦で出番があるかなといったところ。
星4サーヴァント
クリームヒルト
宝具で大量のデバフを与えられるサーヴァント。代わりに各デバフは10%と低めですが……。
宝具自体は秩序特攻の単体攻撃です。
全体に対して攻撃バフに加え、【混沌】特性の味方にクリティカルバフ・宝具バフを撒くことができてサポート性能も高め。
【混沌】のアタッカーと組ませると総バフ量も悪くなく、優秀なサポーターになりますね。
ジュネス・クレーン
おそらく今年の水着サーヴァント、ガチャ産6騎の中で最優は彼女です。
自身のアーツ性能アップと敵の攻撃強化解除から入る全体アーツ宝具で、スキルが使えなくなる混乱状態を付与できるおまけ付き。
自身に50、味方に20のNPチャージ。
アーツバフ20%、宝具バフ20%、精神状態異常特攻30%と味方全体に配れるバフ量が多め。
味方全体に魅了を付与するスキルもあり、宝具の混乱と合わせて自身で精神状態異常も与えられます。
しっかり横バフを与えつつ、本人もそのバフの恩恵を受けるので火力もちゃんと出せる上にNPは50チャージで隙がない。
アーツバフは腐るけど、リリスと組み合わせて使うのに悪くなさそう。宝具バフと精神状態異常特攻はリリスでも活かせますからね。
他にも精神状態異常特攻が活かせるサーヴァントはちらほら……。
総合的に横並べで優秀なサブアタッカーですね。アルターエゴというクラスで強く出られる相手には無難に強そう。
総評
正直全体を見返しても、微妙と言わざるを得なかったのが今年の水着サーヴァントという感想になってしまう。
ぶっちゃけた話、オルガマリーの宝具を重ねるか、水着サーヴァントと同時に復刻しているテスカトリポカを狙う方が戦力アップとしては良い性能だと思いました。特に星5の3騎がいずれも特別強いわけでもないのが痛い。パッションリップみたいに面白い個性はあるんですがね。
その中で光るのはジュネス・クレーンかなという感じです。ちょっとバフ量が星4のサーヴァントのそれではなく、アーツを軸にした横並べでは活躍が期待できる。
変に個性を付けたサーヴァントより、ジュネスのようにしっかり複数バフを持っているみたいな方が単純に強く、活躍の機会が出てしまうのは仕方ないですかね。
今年は、もはや配布の呼延灼が一番使い勝手がいいという怪現象が起きてしまった気がする。
呼延灼は配布ということを加味すると、十分すぎる性能です。配布でこの強さはいいのかよって思う程度には強いので、プレイできる人は確実に回収しておきましょう。
むしろ普段あんまり遊んでおらず、手持ちのサーヴァントも薄いようなライト層こそ水着呼延灼を入手する恩恵が大きいと思います。
なんだかちょっと残念。
水着サーヴァントはかなり強いものが実装されることが多かったので、今年は随分と肩透かしを喰らったような気持ちです。
……ここからピックアップ4とかいうサプライズ、来ないよな?