火山の噴火に続いて、今度は大雨による利根川が決壊。
本当に田沼時代は天災が続きますね。せっかく意次が頑張って立て直そうとしても、そこに天災がやってきて成果を無にしてしまう……そんな時代。
前回ラストで一橋治済が「時がきた!」と言っていたのも、これでさらに田沼意次の力が弱体化することが予想できているからでしょう。
我々は田沼意次という人物が、政争に敗北し失脚するのを知っていて観るだけにちょっと辛いものがあります。
蔦重の「復讐」は成功したけれど、意次の「復讐」は失敗するのが分かってますからね……。
スポンサーリンク
「待たせたな!」で平蔵が登場!
蔦重は店のものを上階へと引き上げます。これ、濡れたら本屋にとっては売り物全てがアウトだから、本当に死活問題ですね。
現代の水害でも同じですね。雨が止んでからの復興が本当の戦いです。
食料だけでなく、建物が壊れてしまったから木材なども必要。
……おっと?将軍・家治が体調不良。
ここで大奥のシーン挟まるのすっげえ不安じゃない?もしかして将軍に毒盛ってますか……?
新之助夫妻が暮らす深川もダメージは深刻。
この状況でもらえる米は、少量だとしてもありがたいだろうなあ。お仕事も与えて、蔦重の手厚いサポートです。
長谷川平蔵、市中の偵察です。
政府の人間である平蔵から見ても、もう政府としても支援はできる限りしているという様子。
……ということで、蔦重は問屋の会合の場で「自分達で町の支援できませんかね?」と提案。
そんでこのタイミングで田沼意次の貸金会所令が広く認知されてしまうという地獄です。運が悪すぎるな、意次……。
現実的な話として、一旦落ち着くまで会所令を停止するとかはできなかったんですかね、これ。
「越中守様から作り方を教わった」手作りの醍醐が、体調を崩した家治に献上されました。
これは安易に口に入れられないわなあ……。
田沼意次の作った貸金会所令のシステムがよくできていることが蔦重には分かるけど、貧しい暮らしをする新之助の妻・おふくにはそれを理解できない。
この辺、そもそも蔦重がどちらかというと金持ち側というか、もっと言っちゃうと支配者層側だからだよな……。
おふくは他の家の赤ちゃんにもお乳をあげています。献身的すぎる。
家治、腹痛。やっぱり醍醐に毒が……?
一橋治済は「天になりたい」。
将軍になるどころではなく、その将軍を自分の手で自由にコントロールする「天」になりたい……。
すでに治済の息子が次期将軍に内定している。そうなったら家治を消してしまえば、もうそれで治済の勝ちですからね……。
もはや、田沼意次が何やっても全部裏目に出る状況。
ただ、なんで将軍直々にここまで信頼されている意次が冷遇されてんのかよく分からなくなってきました。
体調を崩す前の段階でも、もっと将軍が広く意次を重用していて……みたいなことを伝えていれば感あるんですけどね。
結局田沼意次は老中を自ら辞してしまいました。
他界する寸前になって、後継者に「田沼意次は正直者である」と伝える家治将軍。遅いって!!もっと健康な時にもっと多くの人にそれ言っとけよ!!
……なんかなあ。今更ですが、家治がちゃんと意次のことを守ってくれていればなあって……。
「天は、天の名を騙る驕りを許さぬ」
徳川家治、最後の最後にちょっと治済に恐怖を植え付けたでしょうか。それともサイコパスすぎるから一切効いていないか。……普通に後者かな。
この流れからの「市中の片隅の小さな小さな死」。
おふくさん、そしてとよ坊までが他界してしまいました。
やっぱりおふくさん、他の家の子供にお乳をあげたりして、慢性的な栄養失調のまま無理し続けていたのかな……と思ったら強盗に押し入られて殺されてしまった。
犯人の方もあまりの貧しさに耐えきれずに犯行に及んだという話で、本当に救いがない。
さすがにこれは蔦重にも堪えたのでは。これを目の当たりにすると、今まで通りに「田沼贔屓」もちょっと揺らぐんじゃないっすか?
そして新之助、何か決意してしまう。
次回「新之助の義」。
逃げないと決めた新之助、これは打ちこわしを主導する気でしょうか。
そしてまだ田沼意次は戦う気だ。
次回はバチバチの政治回になりそうですかね。
