今年の大河も最終回。
予告を観る感じだと、ここにきて倫子様に道長との関係を打ち明け、そして道長の最期の時にも藤式部は立ち会うのでしょうか。
史実での道長は、ここから思ったより長生きする一方で、そうして自分が生きている間に自分の子供たちに次々と先立たれていくらしく、晩年の道長はまさに「望月の歌」の瞬間がピークであり、そこからの人生は右肩下がりに悪い方向に進んでいった……のかもしれません。
この辺も描かれるのでしょうかね。
スポンサーリンク
開幕から藤式部と倫子様がバチバチ!!
うーん、バチバチと思いきや、もはや今の彰子様は道長を愛する一人の女性というより、日本を支える一族のゴッドマザーって感じですね。
「道長のために妾になってくれないか」と頼めるようになったのは、倫子様も変わったな。
藤式部が全てを明かしますが、初めて会ったのが9歳という話が出てくるのは倫子様も予想外だったのでは。おそらく想像していたよりも、圧倒的に自分より道長との関係性が深すぎる。
ついでっぽい流れで母親の形が道長の兄・道兼であったことなども伝えられます。改めてまひろさん、人生壮絶っすね。
……ここで彰子様が出てくるか。
道長ではなく、彰子様のために憤る倫子様。
「道長を奪われた」ではなく「彰子を奪われた」ことで心が乱れる倫子様である。「母」だったんだね……。
っていうか最大の隠し事があるがな。賢子が道長の子供であることを倫子様に隠したままだぞ、おい!!
倫子様は変わったけど、この変化は本人にとって良かったのかな……とは思います。
完全に自分の心は封印して、藤原摂関家のために生きることを選択した……。だけどそんな中でも、彰子という自分の娘に対する愛情だけは残っていたのですね。
左大臣、おじいちゃん過ぎて仕事になってない。
25年大納言を務めてきて「政治とはないか」に「地位だろ」という回答が出てきちゃう感じ、どうしようもねえですね道綱。
ああ……冒頭で書いた、道長の子供が先立つ話がさらっと挿入されました。
これは産まれた子供自体は無事に育っていったのでしょうか。
道長の側室である明子様、結局この人の人生もネガティヴなエネルギーが基本になっていて幸福とは思えませんねえ……。
最後まで、道長の一族への復讐心によって人生を生きたキャラクターってことなのか。
反動がすごいですね、ここから賢子ちゃんの遊び人パートが入る。
なんだか最終回ってこともあり、登場人物全員がガンガン出てきますね。
いきなり誰!?と思ったら、藤式部を訪ねてきたのは未来に更級日記の作者・藤原孝標女。
『源氏物語』の考察を『源氏物語』の作者に直接熱量高い感じで語るのすげえな。まあ作者であることを伝えてないからですが。
今年の大河、紫式部と清少納言の関係は一つの注目ポイントだったけど……。
互いに書いたものが政治を動かした。そんな政争の舞台ではライバルだった二人ですが、そこから解放された今は腐れ縁みたいなもんですかね。不思議な関係ですね。
道長の親族の死がナレーションでさらっと処理されてしまった。
これでメンタルにも来てしまって、道長の体調が悪化。それを藤式部に伝えに来たのは隆家です。中納言も辞してスッキリしたっていうこの感じ、最後まで隆家は隆家ですな。豪放磊落、細々した政治の争いは好きじゃない。いいキャラだったなあ、隆家。
道長がもう生きることを放棄しつつある今、倫子様が道長のためにできることとして考えたのは「道長に藤式部を合わせること」だった。
これを選択できる倫子という人間の器のデカさよ。というか、よく考えたらここでこの選択をできるのは逆説的に道長への愛情が凄まじいのか……。愛自体はまひろさんよりも遥かに大きいのかもなあ……。
道長、もう目もはっきり見えていないのか……?
「先に逝くぞ」か。残される側からするとキッツい言葉だ。
そういや安倍晴明に寿命を10年渡してたな。民のために10年渡したんだよな……。すげえ精神性の為政者だよ、よく考えたら。
結局道長は若き日のまひろとの約束を果たせたのか。
道長は自分の行ってきたことに成功を感じていないけど、まひろとしては道長は約束を果たしてくれたっていう評価ですか。
まひろの新しい作る物語。
それは「三郎」という一人の若者が主人公の物語。
思いっきり道長の物語ですね。
このシーンの連続、どうやって観ればいいんだろう。
道長は生きることを放棄していて、一方でまひろは一生懸命に三郎の物語で生きる希望を与えようとする。
「生きることは、もうよい」と言ってしまう人間を繋ぎ止めるのは、さすがに限界がある気がします。本人に生きる意志がないなら難しい……。
家で筆を持ち、墨を付けたまひろに幻聴が……。道長からの最期のメッセージか。
行成くんも他界。しかもそれが道長と同じ日だった!あの世でも道長を支えるってことですか……。
うーん、彰子様もしっかり「藤原家の母」ですね。
他家から天皇に側室を持ってくると、血筋が割れてしまうとまた争いの元になるってのはまあ事実ですが……。
みんな歳とってしまって……。いとさんボケてしまってますやん。
賢子ちゃんに、母親から和歌集が託されます。
エンディングはまひろさん最後の旅エンドですか。乙丸と一緒に、歌を詠みながらの旅。
その中でちょっと偉くなったっぽいとの双寿丸と再会。なんかあれですね、微妙な不満?でもないけど、双寿丸に関しては物語最終盤まで絡ませた必要性は感じないキャラクターではあった。
戦に向かう双寿丸と別れ「道長様……嵐が来るわ」で今年の大河ドラマは完結。
紫式部、生年も享年もはっきりしていない人物ですからね。これでよかった……のかな?下手に亡くなる瞬間を描くよりは、言い方悪いけど当たり障りのない手堅い終わり方だったかな。
この「嵐が来るわ」ってなんだろうと思って調べてみたら、道長が亡くなった1028年に平忠常の乱が発生していますね。双寿丸が向かったのもおそらくこれの鎮圧でしょう。
道長が亡くなってから、日本は徐々に戦乱の世に向かっていくことになります。平安時代が終わり、武士の時代となる鎌倉へと向かう暗雲を匂わせる不穏なエンディングだったのはちょっと個性的でしたね。まひろ個人の行く末は描かず、これからの時代の行く末で終わり。
「物語の先に」あるのは、平和な世界ではない……。
1年通しての感想としては、主人公が主人公なだけに恋愛ドラマの割合が多めなのかなあと思って視聴し始めていました。故に、数話観て自分に合わないようなら視聴をやめる気持ちもあったわけですね。
実際に始まってみると恋愛模様は思ったほど描かれず、むしろ道長のパートで当時の政争が結構ディープに描かれていて「これは面白いかも」という具合になり、最後まで観れました。題材はもろに自分の好きな時代だったのに、ドラマの内容が合わなすぎて途中で観るのをやめた「どうする家康」とは真逆でしたね。
政治以外の部分だと、恋愛模様よりも家族のお話が強く描かれていた印象。これはいつだったかの感想でも軽く触れました。
まひろと父親の関係。そして娘が産まれてからは娘との関係。飄々としつつもまひろの理解者であった弟もいますね。
道長の方も藤原家のために手段を選ばない父・兼家がおり、二人の兄もそれぞれヤバい人。道長が出世してからは息子・娘たちとの関係性が綴られていきます。兄・道隆の息子である伊周との長きにわたる政争も、まあ血縁ではあるから一応家族の話というか。
天皇家が一番家族の話ですね。一番長く描かれたのは一条天皇のお話。寵愛する定子様との関係と、そして一条天皇と彰子様が「家族になるまで」のお話。
振り返ってみると恋愛の話、逆に少なかったまである気がします。若い頃のまひろと道長の隠れた逢瀬くらいではないかなっていうくらい、他の印象がない。一応恋愛に奔放な和泉式部が登場したりしてますが、彼女の具体的な恋愛シーン自体は描かれたのは記憶がありません。セリフの中だけだったり、思わせぶりなそぶりで遊んでいる程度だったり。
まあ、自分の場合そのくらい恋愛ドラマ要素が薄かったおかげで最後まで観れたのかなあと思います。
コメディパートもくどすぎず、個人的にはバランスがよかったかなあという感じ。実資役のロバート秋山さんが地味に自分の中でMVPで、ギャグ担当かと思えば終盤には長年勤め上げてきた生粋の実務公卿として、道長に(ビビりながらも)苦言を呈したり、若い者たちをちゃんと叱るようなシーンもありでただの面白枠ではなかったのがすごくよかったなあと思います。
来年の大河は、蔦屋重三郎が主人公の「べらぼう」。江戸時代中〜後期あたりの成熟した時代に、多数の作家・浮世絵師の出版物を世に送り出すことになる人物です。
予告を観る感じは悪くなさそうでしたが、どうかな?時代としては戦のようなイベントはなく、大河ドラマではない枠のNHK時代劇っぽい気配が強いんですよね……。
あまりに軽すぎるノリの場合は観るのがしんどくなりそうですが、とりあえず1話目から何回かは観てみます。今年みたいな意外と面白くて続くかもしれませんしね。
あと市原隼人さんが出演するっぽいのでちょっとそこは魅力ポイント。鎌倉殿の時もキャラ濃くて良かったんでね。
