今回の「はばたき」というタイトルはどういう意味が込められているのかな?と思いNHKのサイトを見てみたところ、賢子が藤式部の代わりに彰子様に支えることになり、藤式部は旅に出る決心をし、そして道長は出家する決意を固める……と、それぞれの人物の人生に新たな展開がある様子。旅に出る藤式部と宮仕えに入る賢子はまさに「はばたき」という感じもしますが、道長の出家はまた違うニュアンスな気もしますね。
いよいよ最終回まで数えるほど。
藤式部の物語は、自身の旅によって完成するのかな。あと『源氏物語』はまだ書き終わってないんですかね、これ。
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昨晩の道長の歌。
道長の人となりを知る者たちの見解は、やはり「道長が自身の栄華を誇っている」という意味ではないという解釈です。
そして誰も本当のゴールには辿りつくことはできなかったりする。あれが「まひろとの若き日に見上げた月」を指すことなんて、その時その場にいた二人以外には分かりようがありませんからね。
あっさり敦康親王が人生を終了。享年21は若すぎるなあ……。
しかし皇族、短命ですね……。やはり近い血縁同士で家系が続き過ぎるのが原因なんでしょうか。
女性がお白いをしていた時代だと、胸元までその粉をはたきます。結果赤ちゃんにお乳を与える際にお白いの粉が一緒に体内に入ってしまい……みたいな話も読んだことがありますね。
藤式部、ついに『源氏物語』を完成させる。
やはり感極まるくらいのエネルギーをかけて書き上げたんだろうなあ。
うーむ、道長の息子はまだ若いのか、周囲からは舐められてますなあ。
結局こうなると「民のための政」じゃなくなっちゃうんだよな。政治権力ゲームになってしまう。
賢子さん、ここに来て自ら宮仕えをしたいと母に伝えます。こうなると母ちゃんが強過ぎるわ。道長直々にスカウトされた女房の娘っていう立場のアドバンテージが。
そして賢子が宮仕えして家を支えるなら、自分は旅に出る宣言の藤式部です。太宰府にも行きたいとなると、もう行きたいところがほぼ日本中に近いんですが。
旅立ちの餞別に、彰子様からプレゼント。
賢子ちゃん、こうなるとむしろ彰子様から育ててもらうような感じがしますね。藤式部が色々教えたことが、今度は彰子様からそれを賢子ちゃんが受け継ぐ。
間接的な母娘の教育って感じで、なんだか感慨深い。
母娘ではあるけど、仕事の引き継ぎでもあるわな。
しかし『源氏物語』、こうやってまとまって置かれると膨大な量である。
改めて二人で会う道長よ。
「何があったのだ」と言ってもねえ。別に「何もなくても」人生の一区切りで、旅に出たくなったりすることもあるでしょうに。
こうやってみると、藤式部はちゃんと大人になっているけど……道長は藤式部のことになると未だに若い時と変わらないなあ。そしてここで伝えるのか、賢子が道長の子供であることを。
「お前とはもう逢えぬのか」の返答が「逢えたとしても、これで終わりでございます」なの、藤式部なりのケジメでしょうか。
旅立つ藤式部が見上げた空に羽ばたく一羽の鳥。ちゃんと前を向いて、人生の先に向かっていますね。
賢子、宮仕えにて与えられた名は「越後の弁」です。
つーか残された道長がキツいなあこれ。直前に「賢子はあなたの娘です」と伝えられて、その事実だけ残されて藤式部は自分から離れた。
んで賢子はこれから自分の目の届くところでずっと働いているという状態。藤式部のことを忘れることができない仕組みになってるじゃないか!
道長、出家宣言。
「頼通のためにも出家する」とは言っているけど、原因は実際のところは藤式部関連の精神的ショックがデカそうです。というかやっぱり近くに賢子が……。
と思ったら、やっぱり倫子さんは気が付いていたよね、藤式部との関係。
なんかしがらみから解き放たれて自由になったなあ、藤式部。
砂浜を走り出すのとか、地味に印象的だと思いました。そんなことすらできないくらい、その生活の実状は不自由だっただろうし。宮仕えってそういうものだといえばそうなんですけど。
一方道長の出家がいよいよ執り行われます。
これ、だいぶ前の朝の番組で丸坊主になった柄本さん見てちょっと感動したんですよね。ちゃんと地毛で剃髪のシーンやったんだと思うと、俳優としてのプロ意識の高さを感じちゃったりして。アイドルなんかだと絶対できないでしょうしねえ、これは。
行成くん、自分のことを低く見積もりすぎだと思うんですよね。
どう考えても一番道長が頼りにしていたのは行成ですよね。他の人に言えない相談や謀略も話せていた人間、それが行成である。
出家したのに、というか出家したからこそか。優し過ぎる頼通に冷徹さを持つように諭す道長。
この道は道長自身も通った道ですね。やりたくなくても、時に心を鬼にする必要があるという。
藤式部はいよいよ太宰府ですか。
そしてここで再開するのか、周明……。
次回「刀伊の入寇」。
これか。メタ的にいえばこの事件の当事者にするために、藤式部は太宰府への旅に行ったわけですか……。そして隆家が大活躍するぜ!