かなり昔に当ブログでも触れたような気がするんだけど、検索かけた限り単独で記事にして書いたことはなさそうなので今回紹介。
仙台駅2階の開札すぐ横に店を構える「立ちそば処 杜」。
こちらのカレー南蛮が他店のそれとは明らかに一線を画すものなので、ぜひ多くの人に知ってほしい。もちろん麺は蕎麦・うどんを選択できますぞ。
スポンサーリンク
バチバチのスパイスカレー路線
初めて食べた人は確実に衝撃で受けるであろう理由は、その味にあります。思いっきりスパイシー系に振り切った味わいのカレー味なんですよね。
いわゆるカレー南蛮というと、和風の出汁が効いたそれを想像すると思います。どちらかというとカレーとしては優しい感じというか。
「だが立ちそば処 杜は違う!!」(byドクターK)
もちろん出汁から来るであろう旨味はありますが、食べすすめていると汗がじんわり額に滲むほどにしっかりとしたスパイス感。はっきりと辛いのです。
そもそも麺つゆにカレー餡がかかった構造になっていなくて、全部カレー汁になっています。注文したことがないから分からないけど、もしかしてカレーライスを注文したらご飯にそのままこれがかかってくるのではないかという。そしてそうだとしたら、そのカレーライスは間違いなく美味い。
お店サイドもその味は当然理解しているので、カレー南蛮を注文するとミニご飯がセットで付いてきます。これは他のメニューにはないサービス。
個人的にはご飯は半分ほど残しつつ麺を食べ終えて、汁にとっておいたご飯を入れ、雑炊みたいにしてレンゲで頬張るのがおすすめ。
これだと、その本格的なカレー味を残さず堪能できますね。後半は擬似的なインドカレーみたいな様相です。
何も知らずに「ああ、カレーうどん食べようかな」くらいの気持ちで注文すると、確実にびっくりするやつ。
そして思っていたものよりも随分突拍子もないものが出てきたことに驚く一方で、本格スパイシー路線と蕎麦・うどんの意外なマリアージュが心地良かったり、そして食べ終わった時には「少しだけ知らない世界のもの食べた」というような充足感がある。
そんな不思議なカレー南蛮が食べられるのが、仙台駅ナカの立ち食いそばというのもまた不思議なのです
な。こんな風にトガった商品、それが多くの人が往来する大きな駅の立ち食いそばに存在する面白さ。
他の期間限定メニューも時々斬新なものを出している印象があります。
攻めの立ち食いそば、それが「立ちそば処 杜」なのです。