心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

絶好の博物館日和

4月4日は突発的に仕事が薄いということで、日数の消化も兼ねて有休を取得することにしました。
朝起きると穏やかな晴れ模様。気温も20度を超える予報になっていていい陽気です。

こうなると、前から行く予定だったリニューアル後の仙台市博物館一択ですね。

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さて、改修工事を経たニュー仙台市博物館ですが……ぶっちゃけ全然変わっていなかったという。
あくまでも「老朽化に伴う改修」であって、新しくするということではないということで。
一応館内2階にあるレストランはリニューアルされているとのことで、機会があったらここでご飯を……と思うものの、自分は基本開館直後の時間に突入しちゃうからレストランオープン前に退館するんだよなあ。

常設展部分も基本は変化なし。縄文時代の土器などから現代までの、宮城県を中心にした展示物が並びますね。相変わらず目立つのは伊達政宗が用いたとされる黒漆五枚胴具足で、ダースベイダーのモデルとなった(という噂がある)だけあり何回見てもカッコいい。この噂はなかなか信憑性が薄めですが、とはいえビジュアル的に似ているように感じるのも事実です。

特別コーナー的な感じで学芸員さんチョイスの展示物コーナーがあり、これはなかなか面白かった。
カエルの同士の相撲を描いた、いわゆる鳥獣戯画的な作品。これの何が面白いって、行司もカエルなんですがやたら淡白な表情をしていて味わい深かったです。

改修前からあった気もしますが、支倉常長コーナー。

有名な支倉常長肖像画ですが、これはどうも実在した日本人を描いた最古の西洋画っぽいことが解説されていました。

他にも地味に面白かったのが工芸品コーナー。
ここには「仙台ガラス」というものが展示されているんですが、これの説明文には明治中期に製法ごと失伝した旨が書かれています。もう現代人には当時と同じ仙台ガラスは作れないということですね。

再開館記念の企画展「こりゃめでたい」を一応目玉のつもりで行ってみたんですが、個人的にはこちらよりも常設展示の方が意外と面白かったという。特別展の方も愛嬌のある布袋様とか、でっけえ龍虎が描かれた作品があったりして見応えはありましたけどね。
展示内容自体に大きな変化はありませんでしたが、もしかするとそれに添えられた解説文が新しくなっているのかな?と思いました。支倉常長とか仙台ガラスとかあんなこと書いてたかなあ?……まあ、自分がしばらく常設展自体を見ていなかったので解説文の記憶がなくなっていて、新鮮だった可能性もありますが。



穏やかな陽気の中をアーケードまでのんびり歩いて、昼食はラーメン。


さらにお寺さんにも立ち寄りまして。
4日の段階だとまだ桜は咲き始めといった具合でした。