心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

「凶暴イルカ」という表現から見る人類の傲慢さ

先日、福井県の海水浴場で人がイルカに噛まれたり体当たりされたりしているというニュースを見かけました。

「見かけても近づくな」という注意喚起はしているようですが、実際に見かけると近付いていく人も結構いるらしい。
で、そんなニュースの見出しが「“凶暴イルカ”ビーチに連日出没」。

うーん……随分偉くなったもんだな、ヒト。

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そもそも海は人類のものじゃないですよ

「凶暴イルカ」なんてあたかも人類のテリトリーにイルカが侵入してきたような物言いですが、そもそもが勝手に海水浴場の範囲を設定して勝手に楽しんでいるわけで……イルカからしたら知ったこっちゃないわけで。
むしろ自分達の海に侵入してきているのは人類のほうやろ、というのがイルカとしての本心じゃないでしょうか。

そもそもイルカって普通に肉食ですしね。
「可愛い」とかいってますが、野生動物は基本全部危ないんで……。

本当に凶暴なのはどっちだ

人は直接イルカに噛み付いたりタックル決めたりはしないけれど、組織だって自然破壊しまくっているのをみたらどんな動物よりも凶暴でしょ、とは思います。

地球に意志があるとしたら、最優先で滅ぼすべき種族はどう考えても人類なんですよね。
ガイア理論は結構好きなんですが、本来そのガイア理論の一端であったはずの人類によってそんなガイアの寿命は削られ続けています。

今年も甚大な被害を及ぼした大雨ですが、見ようによっては地球さんの怒りだと思うわけですよ。連日続く猛暑もね。
そもそもそんな風に地球を変えてしまったのは人類だし。

なんだか書いていることが宗教めいてきましたが、日本神話みたいにいろんな神様がいるという解釈が好きな自分にとっては「地球にも意志がある」というスタンスは自然に受け取れるんですよね。
その上で「もし自分が地球だったら何を考えているか」を考えてみると、自分の身体の表面を散々汚しまくっている人類に対して「オイええ加減にせえよ」くらいは思うよねっていう話です。