心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

サイバーパンク猫ゲー「Stray」のプレイフィール

地味に発売を待っていた、サイバーパンク世界を旅する猫が主人公のゲーム「Stray」がいよいよ発売です。

今のところはまだパッケージ版の販売はされてないみたいで、ダウンロード専用。PSプレイヤーの方は、PS+のプランを引き上げると無料でプレイできるみたいですね。
ちなみにそのプラン引き上げをせずに遊ぶ場合は、S tray自体のお値段は3520円となります。

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ストーリーとしては主人公の猫ちゃんを操作して、途中でパートナーになるドローン「B12」と一緒にロボットが暮らすダウンタウンなどを抜けながらはぐれた仲間との再会を目指す……って感じだと思う。いかんせんまだ序盤なものでこのくらいしか説明できないんだけど。

サイバーパンク的な発展を遂げた世界は、やがて人類がいなくなり代わりに人型のロボットが暮らす世界と化した。
その中を探索し、ロボット達と交流し(B12が通訳してくれる)、道を開いていく感じ。
雰囲気ゲーの部類ですね。難易度が高いとかそういうことではなく、作り込まれた世界を猫の視点から味わうような作品だと思う。若干ラストオブアスに似た味がするんだよね、廃墟っぽい世界を楽しむ感覚は。

操作感は悪くはないが良くもないと言った感じ。
猫らしく縦の移動が多く、ジャンプできるところでは小さな×ボタンの表示が出るのでそこでボタンを押せばジャンプする。
九龍城みたいに入り組んだスラム街を、ぴょんぴょんジャンプしながら上へ登っていくのは独特の魅力があります。排気ダクトの上を渡り、室外機からベランダに飛び移り、そこからロボットの暮らす部屋に入り込む……。そういう「猫の視点」を楽しむゲームであり、おそらくその雰囲気を重視しているからUIは相当削られている。体力ゲージみたいなものは当然ないし、ジャンプできますよ表示も小さくなっています。
一方UIが極限まで削られた結果ゲーム的な利便性やヒントは少ないので、思ったよりも謎解きの難易度高かったりする。

人によってはやや厳しい点があって、探索メイン+割と狭いところウロウロする局面が多いために3D酔いは発生します。自分は酔うタイプなので、それが原因であまり長時間遊べないんだよねえ。

ゲーム攻略とは関係ない、水を飲んだり、丸くなって眠ったり、ソファで爪を研いだり、絨毯をふみふみするアクションも搭載。猫へのこだわりを感じます。開発したスタジオ、スタッフより猫の方が多いらしいですね。

まあ似たようなものはあるであろう世界観とゲーム性を、主人公が猫というデザインにすることで新しい見せ方のアプローチをした作品ではないかと。
開発のBlue Twelve Studioは本作が初リリース作となるインディーズスタジオ。引き続き次作以降も猫ゲーになっていくのか、なかなか興味深いです。