心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

鎌倉殿の13人 第3回「挙兵は慎重に」感想

前回のラストで、本当は挙兵する気満々であることを義時にだけ明かした頼朝。
タイトルの「慎重に」の部分、平家にバレることよりも北条の皆さんの大多数にバレることの方がリスクであることを示してそうなんだよなあ……。特に義時お兄ちゃん、やる気はあるけど頭よろしくないからな。

挙兵へのハードルは2つでしょうか。
単純に挙兵するだけの戦力を用意すること。
そしてその前に見つかってしまい、挙兵前に叩かれることを回避すること。

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開幕から平清盛後白河法皇を幽閉。
一方しれっと頼朝と政子の間に子供が産まれていましたか。展開早いな今年の序盤……やっぱ挙兵してからが本番か。というか鎌倉幕府できてからが本番か、今作……。

なんか本編始まったオープニングに合わせてスタッフロール入れてくるのは映画っぽい気配が出ますな。
あとここで義時が内政向きみたいな伏線張っている感じですかね。「勘定が好きか?」「俺はそういうのが合っている」というのは。

「日照りが平家のせいだ」理論は、なんかいわゆる「アベガー」叫んでる一部の左翼感あるなこれ。
源行家が北条館に現れました。時代変革の時ですね……以仁王の挙兵に呼応して欲しいと。

政子が以仁王からの文を「全く読めませんでした」がギャグに見えて歴史のリアリティかも。
源頼政ではうまくいかない」と判断した頼朝、ここは挙兵するタイミングではないと。でもそれは表向きの理由で、本音は「頼政の下で挙兵するのではなく、頼朝自身が源氏のトップとして挙兵しないと意味がない」わ
マジで北条家の人が基本あんまり優秀じゃない描かれ方するねえ……。「何故今挙兵しないのか」を自分でもう少し深く考えようぜ……。

以仁王頼政による謀反はあっさりと失敗。
たしかにこの時代、文書くらいしか連絡手段ないから情報錯綜するのも当たり前か。
……頼政が死んだことで内心思った通りの展開でニヤリの頼朝。自分が仕留めなければならない清盛は生存、源頼政が消えた。
頼朝が狙う挙兵の形に近付いた。

新しい目代の部下、この前のむちゃくちゃ態度悪いクズでしたか。
なんでわざわざ挨拶しに来た相手にこの態度取るんすかねえ……。ドラマとはいえ、ただただあの思考回路が理解できないんだよなあ。いうてこういう扱い積み重ねると、ヘイト溜まって反逆されますよね、うん。

突然ファンタジー!!頼朝の枕元に後白河法皇が登場したよ。あと頼朝はこれ金縛り?
これ「挙兵しなきゃ」っていうプレッシャーによるある種の悪夢ですかね。
時代の流れ的に、要するに“時間がない”かな。

北条政子、言われてないけど頼朝の真意を見抜いているじゃん!やるね……。
「自分の手で仇を打ちたい、本当は挙兵したくてたまらない」と。

挙兵に必要な兵力は300。北条義時の徴兵計画がはじ……の前に文覚上人がやってきましたよ。義朝の頭蓋骨を「いい、他にもあるから」はやべえな。
こういういざって局面で、弱い心の頼朝を奮い立たせる精神的トリガーが政子。具体的な戦力計算して「勝てる」と判断する現実的なトリガーが義時。なんだよこの最高の頼朝支える姉弟
計算したら3000集まるっていう。追い風も追い風、ここで預かっていた法皇様からの文。
これで挙兵しなかったらダメじゃんってくらい条件揃ったな……!名もなき死者の頭蓋骨に誓うのがいいですね。


次回「矢のゆくえ」。
いよいよ戦は始まりそうだけど、なんつーか相変わらず義時が主人公感ないっすね……。