心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

「頑張るだけで報われる」んだったらその方が優しい時代

「今の若者は甘えてる」系の話が少し盛り上がっていた様子。高須院長とかも呟いていたみたいです。

個人的には、自分もその若者側に入るような気がしているから割と反論したいかなあって感じ。そういう「今の若者は〜」論の土台となる社会状態がそもそも異なるから、そう単純な話じゃない。

この理論を振りかざすのはまずは成功者で、かつ「彼らが若い時代に甘えずに頑張った結果」成功している人だと思うので、時代も環境も違う現在を生きる我々としては鵜呑みにする必要ないかなあと思う。

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頑張っても報われない時代

現在の社会を一言で表現したらコレかなと。

例で挙げてみるとコンビニ店員とかヤバイなあと思うんだよね。接客して、品出ししたり棚卸もあるでしょう、それで掃除とかの雑務もやっててあの時給。本当は仕事の量や種類の多さ考えたらもっと貰わないといけない仕事ではないかと、お客さんとしての立場から思うのです。

他には幼稚園の先生や介護職とか。人の命をダイレクトに扱うお仕事に対して、その責任補正みたいなものが一切ない薄給。

「仕事なんていくらでもある」は、それ自体は間違っていないと思うんだけど、「ある程度の水準の社会的、金銭的に人間らしく生きていける仕事」はおそらく思っている以上に少ない。
んで、正しい意味で「仕事」を指すのって後者だと思うんだよな。「いくらでもある仕事」の中には奴隷みたいなやつも混ざっていると思う。それは仕事とは言わない。


正当に評価されない社会になってきているんじゃないかなあというのは少し感じていて、過労死の問題とか子ども食堂が増えているとか、そういったニュースを見るたびにこれだけ発展している先進国なのに何故そんなことが起きるんだろう?と素朴な疑問が出てくる。

何かで資本主義社会の限界点に近付いている的なものを読んだけど、それなのかな?とか思ったりして。
認知閾とかの話にもなってきそうです。