先日テレビで「アドレスホッパー」なるものが取り上げられていたようで。
どうも定住せず、いろんなところに移動しながら仕事しているような生き方みたいなんだけど、むしろ自分が気になったのはこれに対するTwitterでの反応なんだよね。
先に書くと個人的には割と好意的に見ているというか、この生活が成立するような仕事と収入がうまく循環できるなら生きてて楽しいだろうなあと思うわけです。旅しつつ仕事できる感覚であれば、こんな理想的なことは個人的にはない。
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このアドレスホッパーという概念を「新しいビジネスが生まれる」みたいに前向きに捉えて解釈している人と、逆に「胡散臭い。前時代的」とか書いている人とがいてTwitterさんはいろんな人の意見が読めて興味深いと思ったんですけど……。
胡散臭いは多少分かるんだけど、ただ「前時代的」ってのが個人的にはよく分からなかったんですよね。どういうことなんだろう。なんか直感的に思ったのはヒッピー文化とかなんだけど。定住せず働くということで、キャラバンとかそういう話してんのかね。
とはいえ現代における「定住せずに仕事する」って、昔のそれとは全く違いますよね。インターネットが発展している今、そもそも「定住しないで仕事する」の仕事が全く変わってしまっていると思うのですがそれは。
昔からアドレスホッパー的な生き方をしている人はいただろうけど、それがしやすい社会になってきたんじゃないかなあと推察。というよりは生涯同じ会社に勤めることが確定できないような不安定な社会になってきた結果として、そういう今の日本にフィットする形で生まれ始めたんじゃないですかね、今のアドレスホッパーって。
デスストランディングやってみてなんとなく思ったけど、実際のモノじゃなくてもこうやって土地土地を移動する人が何かをもたらす可能性はあるわけじゃない。
「定住して地に足付けて地道に働く」ってのが悪いとは言わないが、そういう生き方の他にアドレスホッパーのような生き方もあるってことを否定せずに「そういう道もありますね」と言えるようじゃないと、その方が前時代的なんじゃないかと思うんですがね。