昨日、涌谷町にある黄金山神社へと参拝してきたのだ(その様子は後で書く。素敵な神社でした)が、その後昼ごはんをどうしようかと思った。
ふと携帯で調べてみると、程近い駅「小牛田」に丸竹食堂なるちょっと良さそうなお店があることを発見。帰り道の途中であり、この駅からは山神社という神社も参拝できるということで、丸竹食堂へと行ってきた。
小牛田駅西口から出てからは本当に徒歩数分の場所。
駅を出たらそのまま左へ。右への道が見えてくるので曲がり、少し進めばほら、丸竹食堂。
お店の前には「とりちゅう」と大きく書かれている。
雨が降りそうで降らないという天気。
黄金山神社まで徒歩で往復した身体は冷えていて、ラーメンで暖をとるかのように暖簾をくぐった。
さっくりとメニューを見てから、鳥ラーメン大盛と半ライスをオーダーする。
しかし、安い……。
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店内は地元の人であろう家族連れや、常連っぽいおっちゃんやおばちゃんで賑わっている。
そうこうしているうちにラーメンが届いた。速い。
鳥ラーメン、通称「とりちゅう」の大盛だ。これで750円。うーむ、安い……。
まずはスープから。
意外なことに「とりちゅう」のスープは綺麗な魚介系節スープ。おそらくカツオとサバ節だと思う。鶏のダシは感じない。
蕎麦屋のラーメンというイメージが近いだろうか。骨太ですっきりした味わいだ。
具になっている鳥のチャーシュー。小ぶりであるが、柔らかいムネ肉、歯ごたえのあるモモ肉のものがそれぞれ3〜4枚ずつ。
こっちが少ししょっぱいかな、と感じるくらいの濃さ。これがさっぱりした節の効いたスープとのバランスが取れているライン。
麺はいい意味でひねりのない中華麺。
とりちゅう……「鳥中華」に相応しい麺だ。
甘めのメンマ。
少し厚切りの長ネギ。
濃いめの味付けである鳥チャーシューとの具材同士のバランスも取れているのが、アクセントに乗せられた一枚の紅ショウガ。
それぞれはエッジの効いたものを組み合わせることで、全体が一杯の完成品となっている。
そんな落ち着くようでハッとする感動もあったラーメンだった。
暖まったら「山神社」へ。
山神社 (美里町) - Wikipedia
「やまのかみしゃ」と読む。
祭神は女神・コノハナサクヤ。天城雪子の初期ペルソナですね。

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伊勢神宮もそうだったが、女神を祭神とする神社はどこか柔らかい空気が満ちているように思う。
ピンと張り詰めたような雰囲気もいいが、こうした柔らかな空気感もまた神域の気持ちよさでもある。
寒さのせいか、最後に本殿を写真に収めようとしていたところで携帯のバッテリーが切れてしまうという事態が発生した。残念である。
裏の庭園には橋がかかっていて風情がある。花がつくころを夢想する。
子授け、安産などに加え、火伏、酒造りにもご利益があるという。
コノハナノサクヤビメ - Wikipedia
木花佐久夜比賣命。
コノハナサクヤ様の名前に相応しい、自然豊かな庭園と暖かく穏やかな空間。
寒かったはずなんですけどねえ。すっかりそんなことを忘れてしまうような。
参拝を終えて神社を出ると、曇っていた空に晴れ間が見えたのだった。