や…やつは無敵になった!
弱点はもうヤツにはない!
物理攻撃もヤツには効かないッ!
不老不死!不死身!誰も倒せない!
究極生命体(アルティメット・シイング)ジョニー・デップの誕生だッーっ!!
ジョニー・デップ主演の近未来SF「トランセンデンス」を見てまいりました、「げ」です。
人工知能研究の天才であるウィル(ジョニー・デップ)は、テロ組織の銃弾によって余命1ヶ月に。
唯一彼を救う方法は、コンピュータに彼の意識を「アップロード」し、データの世界で生き続けることだった。
肉体を失い、データとして生きることになったウィルはネットに自らを接続すると、情報世界から世界を支配し、やがて現実世界にまで干渉するようになる。
本当に近い未来起きるかもしれないような情報社会発展の裏にある恐怖と、肉体を失ってもなお妻を愛し続けた人間としての愛。
考えさせられる面白い作品だった。
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人工知能PINNの開発研究に没頭するも、反テクノロジーを叫ぶ過激派グループRIFTに銃撃されて命を落としてしまった科学者ウィル(ジョニー・デップ)。だが、妻エヴリン(レベッカ・ホール)の手によって彼の頭脳と意識は、死の間際にPINNへとアップロードされていた。ウィルと融合したPINNは超高速の処理能力を見せ始め、軍事機密、金融、政治、個人情報など、ありとあらゆるデータを手に入れていくようになる。やがて、その進化は人類の想像を超えるレベルにまで達してしまう。
シナリオ自体は思い返してみるとよくあるSFホラーなのだが、その世界観を丁寧に描いていたという部分が秀逸。
データとなったウィルの願いをかなえるため、妻のエヴリンは過疎化した街をほぼすべて買い取り、そこにウィルの望む電力と情報処理能力を持った施設を建造する。
ネットにつながった状態、いわば世界のすべての知識を手に入れ、それを自由に処理できるようになったウィルはひたすらに研究をつづけ、ついにはナノマシンによる現実世界への介入を行い始める。
それもこれも、全ては妻の願い「世界を変えたい」を叶えるための一心からというのがまた切ない。
なんでもできるようになってしまったが故に暴走してしまい、やがて世界の脅威になっていくウィル。
果たして彼は本当にウィルという人間の意識なのか、それともコンピュータ上に構築された自我を持つプログラムに過ぎないのか・・・?
月並みに表現すれば「進みすぎるテクノロジーへの警鐘」というテーマもあるのだろうが、その辺はむしろ「ターミネーター」などの方が明るいだろう。
今作「トランセンデンス」の主題は、あくまでもウィルとエヴリン、この夫妻の深い愛だと感じた。
怖い作品だ。だが同時にヒューマンドラマでもある。それがこの「トランセンデンス」だ。
個人的には観終わった後に改めて触れておきたい作品というのがいくつか出てきた作品。
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時間を作って改めて触りたいところ。
「トランセンデンス」に対する考え方も深まりそうな作品群だ。