勉強したり、仕事のなんやかんやまとめたり、小説書いたり、ブログ書いたり……書いてばっかだな自分。
まあそんな時に誰しもお世話になるのが「作業用BGM」である。人によってはラジオかも。
そんな作業用BGM、使い方を謝ると「聴くこと」が優位に立って本業である「作業」がおろそかになる。私はなりました、ハイ。
結局は私の好きなBGMを紹介したいだけなんだけど、それだけでは味気ないので「作業用BGM」についてちょっと論じてみる。
作業の邪魔にならないという最低ラインと、作業を加速させるという最高ライン
これを満たすためには、作業を邪魔する要素がBGMのほうに紛れていてはいけないということだ。
私の場合作業はほとんど書き物なので、文字を起こしている。
つまり「意味の分かる歌詞」は基本的にはアウト。いくらいい歌でも日本語の歌詞、簡単な英語の歌詞は言葉として認識してしまうので、本来行うべき「作業」にノイズとして混じり始め、書き物が進まなくなるのだ。
だから作業用BGMは、基本的に映画やゲームのサウンドトラックに落ち着いてくる。
特に小さい頃からの接し方もあって、ゲームミュージックが多い。
映画のBGMやゲームミュージックの良いところはそのBGMごとに明確な空気感、感情みたいなものがあって、悲しい時、勇ましく行きたい時、落ち着きたい時、色んな場面に相応しい曲が間違いなくあるわけで、小説なんかを書いているとそのシーンに合わせた音楽をチョイスしておくとバリバリ突き進むわけだ。
加速装置としての機能もある。気分転換ではなくて、相乗効果になるのだから使わない手はない。
私的ベスト作業用BGMのご紹介
イニシエノウタ・デボル(ニーアレプリカント/ニーアゲシュタルト)
言わずと知れた名曲。静かなギター伴奏に合わせた、造語歌詞の優しく切ない楽曲。
私の中ではかなり汎用性の高いBGMで、「ニーア」作中では主人公の村のBGMってのもあり平常心モードの構築に一役買う。
だからって穏やかなだけじゃない。小説なんかで表現すれば「静かな滅び」にはよく似合う。
イニシエノウタ・運命(ニーアレプリカント/ニーアゲシュタルト)
上のイニシエノウタ・デボルと双璧を為す、もうひとつのイニシエノウタ。
こちらはゲーム内では本当に重要な戦闘で流れる曲で、テンション高める時用その1。
切ないメロディはそのままに激しくアレンジ。二人のボーカルの掛け合いが心地よい。
全ての人の魂の戦い(ペルソナ3)
テンション高める時用その2。
作曲者自らが「このアレンジは卑怯」と発言した名曲。
元々は静かなピアノ伴奏を中心としたオペラ風BGMだが、見事なロックアレンジで凄まじいテンションの高め方をしてくれる。
風が呼ぶ、蒼穹のシェバト(ゼノギアス)
好きな人はほんとに好きな名作RPGゼノギアス。そのストーリー中盤ほどでたどり着く空飛ぶ都市シェバトのBGM。
曲名もなんだか惹かれるわけで、いざ曲はというと静かに静かに始まり、ミステリアスな雰囲気の中に空中都市らしい浮遊感が混じっていき、一番の盛り上がり箇所は突き抜ける空のような。
まるでウイスキーのノート書いてるみたいな感じになったが、早い話がラピュタで流れてても文句ない、そんな曲。
時の回廊(クロノトリガー)
みんな大好き、時の回廊である。
先のシェバトと同じ作曲者であり、光田さんはこういう不思議雰囲気の曲が特に際立つ。
作中、主人公達は過去の世界へと旅に出る。
雪原を抜けた先の洞窟にある転送装置。
転送された先、洞窟を抜けると煌びやかな黄金の都市……流れ出す「時の回廊」。かつて大繁栄をした魔法王国ジールのBGMがこれだ。
オリエンタルな鐘の音から始まると、シタールの刻むメロディがこれまたミステリアスで、なんだか心地よい。
「魔法王国」というテーマにピッタリな曲。
なんとシタール音源のテストで作った曲が元だってんだから光田さんマジすげえ。
The First Unison(ヴァルキリープロファイル)
決戦だ!みたいな時はこの曲に限る。全てが明らかになるルートのラストダンジョン、アスガルド丘陵のBGM。
一周が短い曲だが、盛り上げ方とかが非常に私好みな仕上がり。勇ましいメロディラインに忙しい打ち込みが素敵。
書き足りねえな。うぐぐ。
ニーアゲシュタルト&レプリカント オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: ゲーム・ミュージック
- 出版社/メーカー: SMD
- 発売日: 2010/04/21
- メディア: CD
- 購入: 48人 クリック: 231回
- この商品を含むブログ (31件) を見る
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,光田康典
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2005/02/23
- メディア: CD
- クリック: 14回
- この商品を含むブログ (13件) を見る