心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

べらぼう 第5回「蔦に唐丸因果の蔓」感想

今回の物語、タイトルからすると中心人物は唐丸くんでしょうか。
「因果の蔓」というのが非常に不穏。失ったはずの過去という因果が、蔓のように絡まるのか。

この時代に詳しい人たちの考察?予想?から、この唐丸が将来の葛飾北斎東洲斎写楽説が唱えられていて、結構そんな話をSNSで読むのも面白い今作。
喜多川歌麿葛飾北斎東洲斎写楽あたりはその出自がはっきりしていない人物だそう。今年の大河、こういう部分で脚本家さんの味付けできる部分が多そうですね。

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一応名前は入れてくれたんですな「耕書堂」。
とはいえ流石に前回の顛末、蔦重としても相当堪えているというか腹に据えかねるってやつですね。

そんな中で唐丸、謎の武士に絡まれてしまう。
唐丸の失った過去を知るこの武士から、自分の過去を知らされてしまったようです。
なんだか今回は、蔦重も唐丸も開幕からガックリきているところからスタート。

平賀源内も苦悩という感じ。
製鉄技法も伝えたけれど、それが上手くいかなくて火事になっていたようで。
この辺は視座の違いだよなあ。平賀源内からすれば「お前らの生活が良くなるためにやってやってるんだよ」は正しいし、それで現状苦労している現場の人たちからは源内に対して反発するのもまた正しいという。

蔦屋重三郎、その才能は間違いないのでしゃあしゃあと鱗形屋さんから就職スカウト。
そうやって身を振り方を考えているところに、唐丸に近付いていた男が接近。
さらにそこに平賀源内が飢えた状態で蔦重に助けを求める……このシーン一瞬で盛りだくさんダァ!

今回リアルタイムで話の感想書いてると追いつかないハイスピードですね。
製鉄が上手くいかないので、その製鉄に使う予定だった炭を売るビジネスに切り替えてお金の工面を計画する源内である。
あとこのタイミングでしれっと何か思いついてますね、蔦重。株のお話、そのまま自分の製本ビジネスに使えるっていうことか。

唐丸、簡単に言うと強請られてますか。
これで逆らえないって、唐丸くん何したんだよ……。

「儲け話考えて、人集めて、金集めて」。
平賀源内のこれ、そのまま将来の蔦重のやることですね。
「わがままに生きることを自由に生きるって言うのよ。わがままを通してるんだから、キツいのはしょうがねえや」。
そろそろはっきりしてきたかも。平賀源内、今年の主人公の師匠ポジションだな。今週は特にその気配が強いですね。

平賀源内、結局最終手段で田沼意次に金の工面を頼む。
田沼意次と平賀源内のトーク、キレキレすぎる。「もう開国して、異人相手に商売してしまえばいいのに」
歴史のifだけど、もしこのタイミングで鎖国が解除されていたらどうなっていたんだろう。
現実としては速攻で侵略されて終了っていうシナリオがたしかに正しい見立てよな……。

悩んだ末に、蔦重は鱗形屋で働くことを決断。
いつか自分のプロデュースで唐丸をデビューさせたい、そんな蔦重である。
やっぱり後半で超有名絵師になるんかな、唐丸。

唐丸、蔦重にも言えないレベルの苦しみなのか。つーか表情の演技がめちゃくちゃ上手いですね、唐丸役の子……。

ついに唐丸くん、店の金を全部持って最後の戦いに挑みます。自分を強請っていた人間ごと川にダイブだ。
面白くなってきましたね……唐丸強請り犯の土左衛門が上がります。
現状では最重要容疑者が唐丸ですね。状況的にこれは仕方がない。

これ……そもそも「本当に唐丸は記憶がなかった」のか、それとも蔦重の言う通り「記憶がない振りをしていた」のか。
すっかり自分はここまで記憶喪失だと思っていたんですが、これはどっちなのか。
あの火事の日になんかやってたんですかね。犯罪グループの仲間だったとしたら、火事場泥棒とかかな?

平賀源内の方はひとまず炭販売ビジネスの方角で一件落着。
蔦重は鱗形屋さんのところで働くことで一件落着……?これ飼い殺しだろ、実質。


次回「鱗剥がれた『節用集』」。
この『節用集』は国語辞典の一種らしいです。予告で「偽本だ!」みたいなセリフがあったことを考えると、鱗形屋で出版していた『節用集』に何か問題発生か?
そして唐丸くんの謎は残ったまま。帰ってくるのはいつのことになるか。