心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

ウイスキーガロアの購読引退します

おそらく日本で唯一のウイスキー専門雑誌『ウイスキーガロア』。

2ヶ月に1回出版されるこちらを2年くらい欠かさず購入してきたんですが、今後は毎回買うのではなくて読みたい内容の時だけ購入しようかなと。
これに関しては『ウイスキーガロア』自体の問題ではなくて。むしろ日本でほぼ唯一、生のウイスキー情報が得られる貴重な雑誌なんですが。
買うのをやめるのには、自分の現在のウイスキーに対する考え方の影響が大きいです。

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日本で刊行されているウイスキー専門誌なので、必然的に国産ウイスキーに関する記事が占める割合が大きいんですね。
特に昨今はジャパニーズウイスキーブーム。蒸留所が凄まじい速度で増えている状況もあって、そうした日本の蒸留所に関する特集が組まれることが多いです。

ただ、先日書きましたが現在の自分はジャパニーズウイスキーに対しての熱が下がりまくっている状態。

スコッチウイスキーシングルモルトにしか基本的に興味がない状態なので、その状態でジャパニーズウイスキー関係の特集が組まれた回の『ウイスキーガロア』を購入してまで読むメリットがないといいますか……。
下世話な話、この雑誌も1000円以上しますから。同じ金額でリーズナブルだけと美味いスコッチを1杯飲む方がいいじゃない、みたいな考えになっています。

もちろん今後一切買わないというわけではなくて、スコッチウイスキーシングルモルト関連で特集が組まれる回は引き続き購入するつもり。
以前のローランド地方のウイスキー特集の回では、下火だったこの地方から新たな蒸留所がいくつか誕生しているみたいな面白い話も読めましたから。


しかしジャパニーズウイスキー、これから本当にどうなっていくんだろう。どうなっていくかというより、どっちに転ぶのかみたいな不安があります、個人的には。急速に新しい蒸留所が増え過ぎたことによる負の面が表出し始めた感触。
先日Blueskyの方でもポストしたんだけど、そろそろ本気でジャパニーズウイスキーの定義の厳格化なり、それを名乗る基準の法整備なども含めて行わないとマズいと思うんですよね。
このあたりを適当なままにしていると、海外輸出品としての「ジャパニーズウイスキー」ブランドの信用問題にも関わりますし、今後もガバガバな定義の穴を突いて「それはジャパニーズウイスキーとは呼べないだろ」みたいな粗悪品を販売する蒸留所は減らないと思うので。

自分が再度ジャパニーズウイスキーに興味を持つとしたら、この辺の問題がある程度解決した上で、かつ増え過ぎた蒸溜所がある程度淘汰された後の世界、ですかねえ。そんな日が来るのかな。来て欲しいんですけど、正直期待薄です。