心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

【読書】今さらホモ・デウスを読み始めたお話

いや、たしか買ったのは1年以上前なんだけどね……。

「サピエンス全史」において人類の歴史を書き表した歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリが、人類のこれからを考察したのがこの「ホモ・デウス」。
買ったのがハードカバー版、上下2冊にわたる大作でして……ざっくりハリー・ポッターとアズカバンの囚人くらいのボリュームあるかなと思うんだけど、デカいハードカバーの本は嵩張って読むモチベーション下がっちゃうんですね。
そこで会社に置いといて、いつものように昼休みに会社で読むことに。うん、これなら読めるし何より内容が面白い。

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「ホモ・デウス」はその通り、ホモ・サピエンスデウス=神に進化しようとしているという隠喩的なタイトル。

電気技術の発展、飛行機での空の高速移動、インターネットによる通信など、よく考えたら神話の中で神が有していたような水準のことを既に人類は行っているという。
そう言われたら確かにそうだなと。そのような観点で見てこなかっただけで、人類はテクノロジーの発展によってかつて自分達が見ていた神に近付きつつある。

それどころかサイボーグ技術や医療などによって、自分達の身体を組み替えることすら始まっております。
奇しくも今連載中のキン肉マンでは、ウォーズマンと戦っている敵の超神は強くなるために自らを機械化している設定。なんだかこのタイミングでホモ・デウスに話が寄ってくるのは運命感じちゃうぜ。


ようやく上巻を読み終わるかというところ。
上巻では上に書いてきたことの他に、人類と他の動物とを分けた能力、主観世界と客観世界の他に人類だけが持つ第3の世界についても書かれています。ここが結構面白くて、社会的動物ってこういうことか……と思ったりした。

目次とかも見てないので分からない、そんな下巻では何が書かれるのか。
来週には下巻に突入しそうなので普通に楽しみです。