心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

「らぁ麺屋09。」の焼きアゴ香る淡麗ラーメン

古くは「東龍」という、刻みニンニクのたっぷり乗ったパワーラーメンが魅力だった店があった場所。
その「東龍」がなくなると、サバ節の効いた「サバ6製麺所」というラーメン屋となり、それは綺羅星の如く消えていった。……サバ6、一回しか食べてないのになくなっちまいましたね。好みの味だからまた食べたかったんだけど。

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そんなラーメン屋ロンダリングみたいな場所に、らーめんかいじの店長を務めていた方が新店をオープンしたそうで。ロンダリングって書いたけど悪い意味じゃないですよ?前ラーメン屋だったということは居抜きできるし、開業までの準備もゼロからよりは楽でしょうしね。
んでそんな新しいお店、その名も「らぁ麺屋09。」。
こってり系ラーメンに並んで、かいじにはないタイプのあっさり系である焼きアゴ醤油ラーメンってのがあったので、味玉付きでこっちを注文してみました。お店でラーメン食べる場合、どうもダシの旨味なんかを楽しめるあっさり系を選ぶことが増えてきた。

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まずはスープから。
焼きアゴのいい香りのスープは、口に含んでみてもその香ばしい風味がビシッと。
かといってそれが強過ぎるわけでもなく、しっかり焼きアゴが主張しつつ後キレの良いスッキリした印象でした。
旨味はしっかり、だけどくどくはなく後味スッキリ。こりゃ美味しい。

麺は細めの低加水ストレート。
このタイプの麺を出すお店はずいぶん増えてきたけど、個人的にはこの麺大好きなので全く問題ないですね。自分の好みに合う麺を扱う店がたくさんあるってだけで割とラーメン勝ち組な気がする。
このタイプの麺は煮干し系のラーメンなどに相性がいいってことで、それこそ煮干しの流行と同時に麺もまた広がっていったんでしょうけれども……まあ焼きアゴにも合うよね、そりゃあ。

具材は1枚乗った大きめのチャーシューが良かった。昔ながらの煮締まった……というほどではないが、脂身の部分を使った柔らかいタイプではなくしっかり噛みごたえのある「肉」という感じのやつ。僕はこういうチャーシューの方が好きですね。
低温調理の半生食感のようなタイプもちょいちょい見かけるけど、結構ラーメン全体との相性考えると難しい具材な気がするのよアレ。チャーシュー単体の個性が強いから。
濃厚煮干し系だと刻みタマネギなんかが乗っててアレ好きなんですが、今回の場合味わいはスッキリ淡麗タイプなのであまり主張しないスプラウトがバランスを崩さず良かったりして。


こうして振り返ってみると、実はスープ・麺・具材でかなり繊細にバランス考えて作られた一杯だったような気がします。
同じあっさり系でも塩ラーメンあったし、こうなるとこってり系も食べてみたい。
何度も店が入れ替わっていったという立地的に不安が少しあるんだけど、個人的にはかなり美味しかったんで今度こそ長続きしてもらいたいなあと思いました。