ゼノギアスというゲームのラスボスがデウスというやつなんですが、こいつは簡単に言うとメカでして、自分で思考、成長する戦闘兵器群みたいな感じのアレです。
でこの設定の部分がだいぶ細かくて、このデウスがどういう感じで思考をするのかというとコンピュータ的な「論理演算」と人間のような「不確定演算」を行い、それらを二院合議して最終思考が導かれるようなシステムで。
- 出版社/メーカー: スクウェア
- 発売日: 2001/12/20
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このデウスの思考システム、上手く落とし込むと我々人間の精神コントロールにも極めて有効なんじゃねえのかって話です。
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普段「感情を理性でコントロールせよ」と言い聞かせながら生きているけど、今みたいに職場に対して不満があったり、そうなると自身の身の振り方を少し考えたり、そうなるとシンプルに金銭の問題考えたり、果てに人生を考えたりするわけで、こうなってくると感情の介入は正直不可避とも言える。
こういう時に「いやダメだダメだ、感情を抑えろ」とやるのはやっぱり限界があるわけで、正解は「そうだよな、こんな局面なんだから感情も荒れますよね」と言った具合に俯瞰で自分を見る
一方でどこかに冷静な自分もいて、先に書いた金銭的な問題とかも「どうなるか分からないし、今から少し貯蓄を増やしておこう」みたいな論理的思考を組み立てる自分ももちろんいる。
ここまででもう全部書いたようなもんだけど、感情が「不確定演算」。
「金貯めとかないとな」みたいなのが「論理演算」。
んで感情も暴れるよ、とか考えつつお金と感情の問題を統括している地点が「二院合議」だったりする構造ですな。
無意識にはやっていることなんだけど、この辺はちゃんと意識しておいた方がいい気がする。
感覚的な話だけど、こういう時って感情の方がエネルギーが強いというか、野放しにすると優位に立ちやすい。そうして放っといてどうなるかというと、論理演算が弱いからグズグズになる。
「感情優位になりやすいからちゃんとロジカルな視点を加えよう」っていう二院合議をしているだけで
、バランスは取れてくるように思います。
デウス、ゼノギアス本編ではさほど強くはないけど、設定的にはメチャメチャ強いしね。
デウスシステムのような強さで、この時代を生き抜く。とりあえず喧嘩稼業の9巻を読みます。櫻井のシラットが炸裂する!!