さあ、戦闘開始まで何話かかるでしょうか。

- 作者: 板垣恵介
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2017/09/07
- メディア: コミック
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〜今週のあらすじ〜
あんなに強い花山も、範馬刃牙には歯が立たない。そう説明する光成に「知っている」と武蔵は答える。以前の勝利は、刃牙の未熟に付け込み操作した。本当の実力を発揮する前に、脅し、すかし、からかうことで操作した。
さらに光成は続ける。範馬勇次郎を倒した唯一の生物、それが範馬刃牙である……それを聞いた武蔵は、すぐに試合の準備をするように訴える。
一方の刃牙は、鎬昂昇に対して武蔵を倒すのではなく、命を奪うことを考えていることを宣言する。
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刃牙といえば「いよいよ戦いがはじまる!」から長いので、おそらくまだまだ始まらないだろうなあとか思います。
あと武蔵は刃牙を操作したから立ち合いとは違うと言ってたけど、武蔵の兵法からするとそれはすでに立ち合いの範疇だと思うんだけど。創作の話ではあるけど佐々木小次郎をすげえ待たせて、そのあと「小次郎敗れたり」とかで挑発して……っていうのはそのまま感情の操作。
五輪書を中心に武蔵のことを少しでも調べていればこんなことを描かないと思うんだけどと考えたけど、刃牙の世界の武蔵はもうだいぶ前から僕らの知る武蔵とは乖離していた。
せっかくだから宮本武蔵についてちょっと書きますが、残っている史料から分かるのは徹底したリアリストであり、ルールなんて本当にない時代の剣術家だったことです。
普通に「女を抱く時は自分が下になれ」とかいうのがあったはず。情事の最中に襲われたら女を盾にしろだそうで。
そのぐらいの感覚だから、刃牙操作することもごく普通の兵法でしかないし、普通に勝利だと思ってると感じてたんですが……刃牙世界の宮本武蔵はとにかく遊びが過ぎる印象。
とりあえず読み直してる現代語訳の五輪書、読み進めるとします。