肩、肘、膝を削ぐように斬る武蔵。
斬られたピクルはというと、出血はしてるけど思ってるよりダメージねえぜ。
- 作者: 板垣恵介
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2016/07/08
- メディア: Kindle版
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そんな武蔵の戦術、それを理解しているのは現代を生きる剣士・佐部さん。何も出来ずに武蔵にイメージ内で斬殺された彼も「人斬りサブ」と呼ばれるだけあって理解度は高めです。あと何故か愚地センセイも剣術に明るいぞ。渋川センセイはどうした。
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現代における剣術ともいえる剣道に抜け落ちたもの。
それこそが肩や肘といった身体の角を落とす術であった。竹刀や木刀ではなく、真剣であるからこそ成り立つ技法、それが角を取る剣技だ。
武蔵的には完全に切り取ってた感じなんだけど、ピクルさんはそれでも切り取れない。すごいぞ肉の宮。
剣には疎い刃牙くんは、逆に「古代の肉体舐めんな!」みたいにピクル側に立って様子を見てます。
ただし出血は止まらないぜ。
私ごとですけど、居酒屋で働いてた時に刺身包丁でもって指をやったことがあったんですな。
この時はねえ、本当に痛くて。全く血が止まらず、絆創膏を止めてもあっという間に真っ赤になるという。
結局次の日の朝になっても止まっていなかった。
斬れ味の鋭い刃物で斬るとこのくらいエグい訳ですよ。
今回の刃物は武蔵の愛刀・金重です。そりゃ血も止まらねえや。
結局このままピクルを放置すると失血して気を失うらしい。そういう意味では武蔵の勝ちがもう決まっている気はするけど……武蔵的にはそんな勝ち方したくねえ。
縦なり横なり、バッサリ切断はしておきたいようです。
という事でをかかってこいよとピクルを挑発する武蔵。
「時間がないぞ、早くしろッッ」
その声に呼応してピクルが迫る。
剣が通らないほどの肉の宮、それが豆腐のようになる瞬間がある。
ピクルの牙が武蔵の肩に触れた刹那。
「ここっっ!!」
武蔵の刃がピクルの何処かを裂いた。さあどこでしょう……というところで次回。
なんかあれですね、最大トーナメント決勝でジャックが噛み付く瞬間に肘を叩き込んだ刃牙を思い出す展開。