月の最終日に刃牙道が読めるなんてなかなか幸せである。

- 作者: 板垣恵介
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2016/03/08
- メディア: Kindle版
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先週の戦いは仕切り直し。
スカイツリー地下には再生宮本武蔵の身体を動かすためのラバー敷きとかした安全空間があった。
「ここで思う存分闘え!」という徳川流バトルメッセージだ。
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そこに釘を刺したのはペイン博士である。
現代生命科学の究極地点によって生まれた史上最強のサムライ。
かたや岩塩層から蘇った、恐竜よりも強かった史上最強の生物。
こんな人類にとっての宝物同士が闘うことで、片方、あるいは両方が失われようとしている。
断じて闘わせることは出来ない……それがペイン博士の理論だ。
一方の徳川さん。
史上最強のサムライ、史上最強の生物。
この二人が同じ空間にいて、しかも闘おうとしている。
こんな幸福はない……と。
出て行って観戦を止めるのはペイン博士の自由。
ただし。
「この「夢」を邪魔することだけは許さん」
それが徳川さんの意志だ。
ペイン博士はこうなるであろうことを予期して、しれっと拳銃を持ってきてました。
拳銃によって脅迫し、「闘わせないでみんなこの部屋から出ればそれで解決だ」
と言った瞬間に拳銃を握っている手の手首が外されている!武蔵さんマジで見境ないっつーか。あと刃牙といえば結構こういう場面で手首外しがちっすね。
手首外すのって無傷で場を納める場面で使われがちだけど、刃牙世界のせいで勘違いしがちだけど手首外れてるし無傷ではない。
滅多斬りだし首も刎ねられた(イメージで)ペイン博士。
その隙に武蔵が拳銃を握る!
「短筒の類か」
「こうか?」
壁に連射!宮本武蔵とオートマチックピストルの邂逅である。
邪魔は去った。
もうピクルと武蔵の闘いを邪魔するものはない。
「俺は旨いぞ」
そう言った宮本武蔵は、ピクルの目には火山の噴火に見えていた。
結局武蔵はデイノニクスなのか火山なのかっていう。
ただここでさりげなく武蔵が現代兵器である拳銃と出会っているのは後々伏線的に機能するかもしれない。
「なんでも使う」本部が満を持して出した拳銃に対して「おっ、それは知ってるぞ」みたいな展開であっさり対応されたりして。