本部以蔵がえらいことをしました。
- 作者: 板垣恵介
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2015/10/08
- メディア: コミック
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宮本武蔵の奥義が勇次郎に炸裂すると思ったら、その間に入り込んだ本部以蔵の右肩から逆袈裟にズバッと一閃。
ようやく守護りにきた男、本部以蔵。
「守護る守護る詐欺」の期間が長かったね。なぜ烈海王のことを守護ってあげなかったのか……。
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武蔵の攻撃喰らった本部は意識がありません。
そんな本部の頭を足を使って器用に持ち上げて立たせると、思いっきり張り手をかました勇次郎氏。
「この馬鹿ァ!!」
というなんかオカマみたいな感じの叫び。「俺を守護りに来たかァ!!」とも。
そこまで板垣先生が考えてるのかは分からないけど、この「守護られる」ってことが絡んだ時の勇次郎のリアクションが極端に子供っぽくなるところはキャラクター性に繋がってるかも。
おそらく最大トーナメントの時くらいのテンションなら「このアホウがッ!!」になるはずですからね。
とにかくそのまま本部をボコボコにしようとするマジギレモードの勇次郎を止めたのは武蔵その人。
「これは勝負なしじゃ……」
と徳川さんが言ったけど、止めに来た本部は意識がないんだし続けようと思えば続けられた気がするぜ。
目が覚めた本部は徳川邸の一室に寝かされていた。
武蔵の奥義喰らった跡に沿って痛みがあるけど、出血などはなし。あと骨折れたりもしてないっぽい。これは中に防具装備してましたかね。
がっかり徳川さん。
「えらいことをしてくれたのォ」
「えらいことをしたのでしょうな」
だけど。
「私が割って入らなければ、勇次郎は斬られていた」とはっきり断言する本部。確かにあのコマの感じで本部がいないと想定すると、その武蔵の無刀奥義の軌道に勇次郎はいたような気がする。
武に対する理解が誰も彼も低い。
だから本部以蔵なのだ、と本部は言う。
小刀をぶん投げる本部。
徳川さんの足元にはゴキちゃんがいて、そいつを刺し殺していた。
本音は護りたいっつーかやっぱり自分が闘いたいみたい。
「武蔵は私が斬ります」