大誤算……本部以蔵は強かった!!
- 作者: 板垣恵介
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2015/08/07
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今週の刃牙さんはどうしたんでしょうか。チャンピオンの表紙では欠伸してるかと思えば、刃牙道のトビラ絵では本部以蔵の強さにおののいている。
本編はというと先週瞬殺された三輪猛丈さんの視点から先週の攻防をもう一度。まあ攻防にすらなってないんですが。
宮本武蔵の構えを見た三輪猛丈、武蔵を「素人だ!!」と断じる。
真剣では伝説的な人間も、三輪猛丈から見れば竹刀の素人らしい。
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今週の刃牙道はここからほとんど三輪猛丈の心の声でした。
威圧感も消えた。
2キロ近い真剣での戦いではなく、軽量化された竹刀での戦い。
相変わらず速度では勝ると思ってるようだ。
竹刀 真竹 完成品 一般男子用 3.9 120cm 510g以上
- 出版社/メーカー: 東海林武道具店
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日本刀は軽くても1.2キロくらいはあったはずなので、まあ半分以下なのは確定だ。
武蔵さんは初めて見る系のウェポンは手に取ると眺めて「ふむ……」とつぶやく癖がある。九節鞭もそうだった。
あとは先週の通り、スタスタ近づいていって思いっきり振り下ろしたら、武蔵も三輪猛丈もどちらの竹刀をへし折りながら背中をぶっ叩いて終了だった。
見ていた警官は
「速いとか遅いとか、そういう勝負だったのか」
それどころか
「勝負だったのか」
という疑問すら持ち始める。
これは読者の声ですよ。この勝負は必要だったのか?
必要だったのです。
次に登場する男へのフックとして。
「約束は果たしたから帰っていい?」
「お……お急ぎですか……?」
なんて会話を武蔵と内海さんがしていたところに来たのは
「お取り込み中でしたかな」
渋川先生ッッッ!!
三輪猛丈は渋川剛気が武蔵と警察の道場で出会うための道具に過ぎなかったのだ。
飄々としている渋川さんだけど、この人危機には近付けないはずなので内面ではとんでもない冷や汗をかいているのか。
それとも宮本武蔵がそういう戦闘能力の表出をオンオフできるのか。
警察の前だから命懸けの死合にはならないと思う。何より渋川先生がしゃあしゃあと「命懸けの戦いなんてそもそもしないのが最大の護身じゃよ」くらいのことを言ってくれると「このたぬきジジイ……」って感じでニヤリとできるんだが。渋川先生らしいというかね。
ともあれ妙に筋力アピールに偏ってきた武蔵。渋川先生との絡みは技対技となるか。