心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

刃牙道 第49話「水準(レベル)」感想

「この本部を超越えてゆきねぇな」

その言葉はマジで「俺を倒して行け」と同義だった!
この本部……強いぞ!!


5巻の表紙がちょっとアンニュイな感じですね。


男爵ディーノで例えるなら、最大トーナメント編の本部さんは男塾3号生チームとして伊達臣人と戦った時。
そして柳龍光を圧倒した時の本部はヘルズマジシャンであります。


果たしてこの本部はヘルズマジシャンなのか……。
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「烈つぁん」
先週から急にこの呼び方してるけど本部さんは何処の産まれなのか。


ともあれ容赦ないので烈さんは拳で本部の顔面を狙う。
本部がかわしたッ!
かわしたどころか肩と頬とでたやすくキャッチし、しかも伸びきった烈の肘を下から押し上げる!エグい!そして強い!

くるっと舞って着地した烈は、すかさず自分の肘を確認。
「む……無事……!」
そう。
これは本部以蔵が手心を加えたというのだ!烈の反応からすると、まず折れるか何かが起こっていたはずと見るのが自然。


あり得ない……!
あの本部以蔵が
烈海王相手に手加減しているッッッ


えー、結果としては今回の本部は完全にヘルズマジシャンでした。
再度襲う烈の拳を造作もなく捌き、腹に打突を喰らうもそのまま強引に肩を極めに。
しかしその体勢から本部さんの顔面を蹴り、なんとか外す烈。

すげえ……互角だよ。互角どころかちょっと押してるよ本部。

「強い……!」
見ていた克己は思う。
烈海王の強さにではなく、本部以蔵の強さに。

本部以蔵の強さとは、この水準のものだったのか

うーんこの上から目線。
真マッハ突きの獲得によって刃牙世界トップクラスに登りつめた男の自意識か。それとも生来の生意気さはどうしても消しきれないのか。


むくりと立ち上がった本部。
烈海王は自身より強い。
だが、宮本武蔵よりは強くない。
そう言いながら、宮本武蔵のようにエア日本刀を構えた……ところで、郭海皇が不意打ちかまして本部以蔵一撃でダウン。


試合終了です。
郭海皇いわく
「このままやってたら烈さんも無事では済まなかった」
「明日やるって決まってるんだからベストコンディションで臨むのが礼儀でしょ」
だそうで。


まあ確かにね。
かつて愚地独歩
「ベストコンディションなんて望むべくもねェ……それがこっちの世界だぜ」
と言いながら全身怪我してるアライJr.をボコボコにしたことがありましたが、今回の烈のように闘う日時が決まっているならそれに合わせてMAXに持っていくのもまたこっちの世界な気がします。


そんなこんなで試合当日。
闘技場には異様な光景が……というところで次回。


それにしても本部以蔵、強くなったなあ……。
山籠りの成果でしょうか。烈のパンチを二度もかわしたあたり、夜叉猿と闘って死に際の集中力でも身につけたか。
まあ……たぶん「なぜ強くなったか」には触れないような気がするけど。


いよいよ烈海王VS宮本武蔵が始まります。
楽しみだぜ。