多賀城でのぶらり旅が早めに終わり、さあどうしようかと考えた時に思いついたのが初詣以来の東照宮参拝だった。
というのも初詣の時はとにかく人がいっぱいで見るなんて余裕……というか、空間的な隙がなかったこともあるし、何より神社は基本的に人の少ないタイミングで参拝するに限る。
国府多賀城駅に戻り、時刻表や乗り換えを簡単に確認する。
時間はバッチリだった。
待ち時間もほとんどないまま乗り込むと、仙台で仙山線に乗り換え、東照宮駅に降り立った。
東照宮駅からは目と鼻の先といったところ。
国府多賀城駅を出てから30分ほどしたころには、もう東照宮に着いていた。
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初詣の時には長い参道だと思っていた道も、こうして改めて訪れるとそこまで長くもない。いかに初詣が特殊な状況なのかがよく分かるというものだ。
この東照宮には仁王様はおらず、代わりに随身が守る。
随身は、すごく砕けて言えば神を守るお侍さんといったところであり、家康公を守るには相応しいだろう。
こうしてゆっくりと見てみると、東照宮の拝殿はどっしりとした佇まいというか。
日光のものとは対照的に、華やかさは抑えつつも力強さを感じた。
多賀城で参拝した浮島神社とは異なる空気感というか。
帰り際には久留米ラーメンを頂き……まだちょっとだけこの旅は続く。ちょっとだけだけど。