一週間遅れながら感想!「帰ってきた軍師」です。
地獄から舞い戻った官兵衛、調略が恫喝になって帰ってきた!!
なんだかアレですねえ、「メタルギアソリッド5ファントムペイン」でのスネークを彷彿のさせるような。
復讐の炎に炙られた軍師は、以前にも増して軍師として鬼となる。
有岡城での経験が、明らかに官兵衛を変化させたようだ。
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いよいよ元の主君である小寺との戦いが始まる……。
ここに至って小寺の殿様のヘタレっぷりが表出しはじめ、裏切られまくる……って、小寺って逃げたのか!
有岡城で宴ってすげえ。
しかし信長らしい。基本的に怨霊とか信じてなかったと思うんですよね、信長。
「出てくるなら会ってみたい」ってのは実に信長的な発言だと思う。
……だしの霊見てもニヤリで終わるのは強え。
今の官兵衛を動かしているのは責任感でしょうか。半兵衛が去った今、彼を支えるのは……。
小寺の殿様マジで最低な人間に成り下がりました。
「ワシはやってない」
「全て村重がやったことだ」
「ワシの本意ではなかった」
ゲスい!!
黒田と小寺の立場は完全に逆転した。戦国のならいである。
「武士らしく腹を召されよ。」
官兵衛、鬼となる!!
……鬼にはならず!
どちらかというと官兵衛自身の心のケジメみたいなものだったのだろうか。
官兵衛は勘違いしていたんだろうな。
秀吉は半兵衛の代わりを必要としていたのではなく、黒田官兵衛という男を必要としていたというわけだ。
本願寺との和睦がなった信長。
信長が落とせなかった勢力の筆頭が宗教勢力というのはこれまた。
そして信長、持ち上げて持ち上げてから突き落とす、鬼となったのは織田信長だァー!!
官兵衛、1万石の大名に。
そして黒田の新しい家紋を作っていた。そのモチーフは「藤」。
希望と絶望とを併せ持った象徴。すごくいいですね。
黒田の者は命の重みを噛み締め、力強く生きていく。
帰ってきた軍師、そして改めて一歩を踏み出す。
今夜は「栄華の極み」。信長、転落への序章が始まるのか……。