年末年始、色々と映画が放送されていたのをバシバシ録画しておいたので、それをちょいちょい観ている。
そんな「撮り溜め映画感想」、本日は
ランボー 最後の戦場
である。
ジャングルでショーに使うコブラを捕獲しながら、隠居生活をしているランボー。
そんな隔絶した生活の中に、アメリカ人の集団がやってくる。
「隣の国、ミャンマーの紛争地帯に医薬品を届けるため、船を出して欲しい」
戦場の現実を知らない若者たちの頼みに一度は断るランボーだが、メンバーの中の一人の女性、サラに食い下がられて了承する。
やっぱりサラ達は紛争に巻き込まれて人質に、そして傭兵と共にランボーが立ち上がる……みたいなお話。
ストーリー自体は複雑なものじゃないが、そこに込められたメッセージ性は強烈。
ミャンマーでの虐殺シーン。戦争の闇をリアルに描くとこうなるんだろう。
ランボー自身も未だに苦しんでいて、兵士だった時がフラッシュバックする。
戦争になれば殺傷本能が目覚めてしまう苦しみ。
傭兵達はまだ若く、本当の戦場の怖さを知らない。ランボーとの対比がさらに戦場のえげつなさを見せる。
弓を抱えて登場するランボーがすげえかっこ良かったりしてね。
「ただ無駄に生きるか、何かのために死ぬかだ。……お前が決めろ」
とにかくランボーの表情が悲しい。
メタルギアシリーズのソリッド・スネークと同じ。
過度なグロ表現じゃないの?とか騒がれた本作だけど、伝えたかった「戦場の現実」はここまでしないと伝わらなかっただろう。
ただのアクション映画になりつつあった「ランボー」シリーズに、ここまで強いメッセージを込められたのは高く評価していいんじゃないかと思う。
最後には実家帰省するランボー。
良かった。
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