心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

「ENDER LILIES」ニーア×ダクソな味わいのメトロイドヴァニア

ちょっと前にYouTubeでプレイ動画見かけてから気になっていたのが、気がついたらPS4で遊べるようになってるじゃないのさ。

ってことでニーアっぽい空気感と綺麗なBGMに、ダークソウルシリーズのようなシビアな難易度が組み合わさった2D探索型アクションゲーム「ENDER LILIES:Quietus of the Knights」のご紹介。

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主人公は記憶を失った少女・リリィ。
魂だけになった黒衣の騎士に導かれ、生者のいなくなった王国を、正気を失った魂を浄化し、力にしながら進んでいく。
リリィ自身は本当にか弱い少女という見た目で、代わりに黒衣の騎士や浄化した魂を召喚するような形で攻撃する。ちょっとスタンド感あるっちゃある。

ゲームの難易度は結構高めで、ダクソシリーズよろしく一撃喰らうと体力はゴッソリ奪われるバランス。
エスト瓶のように回復回数も有限で、敵の動きをしっかり見て回避、欲張りすぎないように攻撃を差し込む……そんな厳しいゲーム性になっている。

メトロイドヴァニア要素もしっかり。
一度行った場所でも、ストーリーを進めることで新しいアクションが増えると新たなルートが広がるのは安定した探索の楽しみ。2段ジャンプでそれまで届かなかったところに届くとか、踏みつけ攻撃で床を壊せるようになるとか定番ですな。

そして世界観ですよ。といってもまだ最序盤なので謎だらけですが、ここが一番刺さった。
グレーを基調としたような寂しい世界に、白く輝くリリィ。
ピアノを基調とした美しいBGM。特に初めのボス「守り人シーグリッド」第1形態の戦闘中のBGM、戦闘中とは思えないくらい切ない。
「シーグリッドは白巫女リリィを守るため 聖堂で敵を待ち受けたが 終わりのない戦いの末に狂気に飲まれた」
こういったフレーバーテキストもまた世界観を深める。倒した後のシーグリッドの魂の説明にこれが書かれていて、戦っていた時のBGMを思い起こして……。


退廃的な世界に美しいBGMが流れる、高難易度探索アクション。
ダークソウルやソルトアンドサンクチュアリなど、割とこういったゲームはこういった世界観になりがちな感もあるけれど、今作はその中でも綺麗さが群を抜いているように感じた。そんな美しさにニーアっぽさを感じたのかもしれない。


お値段も3000円しないお手頃プライス。
ちょっと興味出てきた方、プレイできる環境ならダウンロードしてみては。