心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

ネット「も」怖いな……

記事のカテゴリーに「ニュース」と入れましたが、ニュースというかどうかはまた微妙なところだけど。

日本一ソフトウェアが倒産目前かも」みたいなツイートを見かけて、日本一ソフトウェアで検索かけたらどうもやべえっぽい……と。
友人にLINEでそんなことを送った後に、また検索したツイート一覧を眺めていたら詳しい方々が「現状のデータを見たら今すぐ倒産はありえない」とのこと。

「テレビなどのメディアは信用できないから玉石混交のネット情報から自分で掴み取れ!」と思っていたが、今回のように財務とか株とかの素人だとそこから正しい情報掴むのは難しかったなあ、もっと慎重に判断出来ないとダメだなあと反省している。

スポンサーリンク


反省しつつ改めて日本一ソフトウェアの現状を調べてみると、今すぐ倒産とはいかなくても「なんかおかしくねえか……?」と思う状態かなあってのが今の自分としての一旦の結論。今すぐではなくとも、長期的にみると何かが起きてもおかしくなさそうな気はする。


まず「MSワラント」と呼ばれる株を発行したそうです。
これは既に発行されている株よりも安く発行されるものらしい。つまりMSワラント前に株を取得していた人がただシンプルに損をする構造。そうして出たMSワラントの株はまず証券会社に行き、そこで証券会社が換金のため大量に売るので株価が下がる。加えて新しく株を発行しているので1株あたりの価値も下がりさらに株価が下がるのだとか。
仕組みがなかなか難しくて分からないが、とりあえず企業としては資金調達に使えるシステムらしい……のだが単純にそれまでの既存の株主を冷遇する方法なので、信用は失っていくよねっていう。


さらに役員報酬が5倍になるそうです。
MSワラントによる資金調達の理由が「各種開発資金・開発の外注費・設備投資・開発スタッフの人件費」だそうだが、そのタイミングで「役員の」報酬が5倍になる。
ご存知の通りスマホゲームのディスガイアがとんでもないことになっていて、未だにリリース出来ていない状態。そういう事態だからこそ各種費用・人件費の捻出としてMSワラントを行った……というところまでは考えられるけど、そこに役員報酬が5倍。お金の流れていく場所が違うのでは?と普通に思うわな。


少なくとも今すぐ倒産はないにしても、素人が自分なりに調べてみただけでなかなかキナ臭いことにはなっているように思うんだよね。
粉飾とかしていないとしたら現在かなりキャッシュはある会社らしくて、だとしたらわざわざMSワラントしたりするのもよく分からない。現金もあり、経営も黒字だという会社がMSワラントをする必要があるのかが疑問点。「今すぐ使える金を増やす」のが目的なのかな。
スマホディスガイアがこんなことになっている局面で役員の懐に金を入れるようにしたことも分からない。むしろ責任だなんだで報酬は減るのが一般的なんじゃないのかね。

株のなんやかんや、役員報酬の疑問、そして監査法人の変更もあるみたいで。
ちゃんと経済・経営分かっている人ほど「倒産しないよ、風説の流布だよ」と発信しているものの、倒産しないとしても何かおかしい……とはならないものなのかなとは思う。問題ない企業でも一般的にこういうことやってるものなんですかね?

twitter見ている限りで一番リアリティのあるつぶやきは「倒産はないが、MSワラント役員報酬引き上げを今やるのは悪手」ってニュアンスのこと書いていた人かな。