今週のチャンピオンも刃牙道が休載。なんだか昨年の後半からちょいちょい休載しているような気がする。
- 作者: 板垣恵介
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2018/02/08
- メディア: コミック
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何度か書いたことがあるんだけど、内容の濃さとかまで考えたときに「刃牙道」「喧嘩稼業」あたりで休載の持つ意味が全然変わってくる。読み手的に。
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喧嘩稼業の方が圧倒的に休載の数が多くて、週刊誌なのに月一くらいしか載ってない。
それでも耐えられるのは、1話1話の濃度が圧倒的に濃いから。
逆に言うと月一連載で十分すぎるくらいに充実した内容で、毎回描き切ってくるのが喧嘩稼業である。
翻って刃牙道は……まあ書かないでおきます。
あとストーリー的な雑さについて。
刃牙っておそらく「盛り上がってくるとキャラクターが勝手に動き出して、ストーリーをキャラクター達がグイグイ進めていく」パターンで描いているマンガの一つだと思うんだけど、それで話を進めるのと作者が手綱を離すのとは意味が異なる。あくまでも根底の部分はちゃんとコントロールした上で、キャラクターに好き勝手させるなら成立する理論なのではないか。
同じように「キャラクター達が話を動かす」マンガであるジョジョの奇妙な冒険。
こちらはこの辺がちゃんとしていて、荒木先生は各キャラクターの身長や体重から、好きな食べ物やら何やら……めちゃめちゃ細かいところまで設定してから始まる。だから後から大きく破綻することがない。細かい設定によってキャラクターに軸が出来ているから、そこに沿った上で「勝手に動く」。だから不自然なことがほとんど起きません。
詰まるところキャラクターは勝手に動き出すけど、それが行き当たりバッタリで思い付きで描いていない。
この辺ですかね、今の刃牙さんに対しての思うこと。
まさかと連載内容で感想書くより長いっていう。