心の雑草

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おんな城主直虎 第43回「恩賞の彼方に」感想

今週は元ネタ分からねえと思って調べてみたら、どうやら菊池寛の短編「恩讐の彼方に」ですかね。

恩讐の彼方に・忠直卿行状記 他八篇 (岩波文庫)

恩讐の彼方に・忠直卿行状記 他八篇 (岩波文庫)

見ているところは見ている家康からも正当な評価をされて、ついに小姓に上がる万千代。ちなみに肉体関係は回避。
一方で井伊谷は、長篠の柵の材料のために大量の木を伐採したおかげで山がおかしいぞ……と言うことで、今回の恩賞ってもちろん先週の信長が繰り出してきた茶碗のことですよね。アレがどうなるかっていう。

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ということで井伊万千代、小姓デビュー。うーん、これこのクソ先輩達は指南する気はないよね。クズがよお。
徳川家康の身の回りのお世話がメインですか。
この「自分で仕事を探す」意識、良いよね。家康のご威光もしっかり利用していく。万千代、賢い子……!

戦改めですか……これ大変そうだな、実際。
そんなタイミングで草履番サポート。一度家康がちゃんと見てくれることを理解しているから、万千代的には割と自由に動けてる気もする。


井伊谷はやべえぞ。あと傑山さんの腕がハッスルマッチョ。自然に「私と傑山さんは……」って、もう普通に親衛隊みたいだな。

当時はカメラとかあるわけじゃないから、武功も完全に自己申告。これは大名って事務も大変なんだなあ。


家康の薬への興味は多少レベルじゃねえだろ。この人自分で薬煎じてるイメージですが。
「酬いるべきところに酬いてやらなければ、人は働いてはくれん」はあ〜……今年の家康、結構自分が目指す人間性に近いんだよね。ちゃんと評価するみたいな。

なんだか万千代くん、上手い具合に出世への流れが来てるな。
万千代くん作成の戦改めグラフ、大活躍である。
絵を描く仕事でリターンが薬と、今週もストーリーが上手いこと回転する……!


んで和尚さん嘘が下手すぎるよなマジで。顔に出すぎる。
井伊直虎、近藤さんのヨイショが……。ちょっと顔が策略感あって怖い。

万千代のもとには大量の薬が届いたぜ。ついでに方久からサボンも……これ石鹸ですかね。
「殿のご寵愛」の一言で一撃ですか。でもこういう嘘って大丈夫かな。
素直に「そういうことにしちゃいました」と本人に伝えたか。

直虎は井伊のためじゃなく、井伊の民のために働いているっていう。これに気が付いてないのが万千代で、気付いているのが家康ってのがまた。
んでこの辺またストーリー上手いな。
色小姓ということになっているから、つまり時間をある程度二人きりの時間を作らないといけない。その時間を家康と万千代の交流の時間にするっていう。

方久のサボンは岡崎の瀬名様へ届きましたよ。
しかし岡崎を治める信康、聡明だなあ。
結果としては岡崎は今回は我慢すると。


なんだか、思ってたよりも井伊谷のお話の尺短いな。「恩賞の彼方」が分かりにくいなあ。
直虎と虎松の、親子の微妙なすれ違いもテーマですかね。

なんなんだろう。なんなんだろうこの気持ち。マジで今年の酒井忠次どうなってんの。全然しっくり来ねえし、端的に言うと嫌いだよねえ。演じてる俳優さんには悪いけどさ。
もう完全に家康に重用されてるやんけ万千代。


時が簡単に流れて木がジワリと育った。これ何年経ってんだよ。爺ちゃん死んでたよその間に。ナレ死ですらねえ。


次週はいよいよ井伊万千代、戦場へ。
井伊谷のばら」乞うご期待。