坂上忍 孤立する生徒に厳しい意見「社会に出たら、余ったら仕事ない」 - ライブドアニュース
個人的には周期的に「ん?」と思うことを言うでお馴染みの、坂上忍先生がまた一騒ぎさせているようです。……少し前の記事ですけどね。
この人、ドライに現実見たときには概ね正しいことを言っているとは思うんですけどいかんせん言い方に疑問符が浮かびます。
- 作者: 能町光香
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2016/08/06
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
そう思う人は結構いる。
物事をハッキリ言えるのは讃えるべき才能ではあるけど、その先の「相手の気分を害さずにハッキリ言う」工夫までして行こうよっていう……そんなお話。
スポンサーリンク
カズレーザーさんいますよね。
個人的には「ハッキリ言えて人の気分を害さない」人として一番に思いつく人です。「違うんじゃない?」とハッキリ言えるし、その後のフォローまでしっかりしているのは素晴らしい。
端的に言っちゃうと、相手のことを考えなければ「ハッキリ言う」なんてのは誰にでも出来る領域だと思う。
「相手のためにハッキリ言ってんだ」みたいなステージの話はしてませんよ、念のため。それは言う側の一方的自己満足になりかねない。
今回の坂上さんの発言に関しては内容は正しいけど、実際に学校で孤立している子供の立場になって考えたらそう簡単に言っちゃいけないような気がするんだよなあと。
「余らないように努力」してもなお余っちゃう子は少なからずいるし、そういうのがそのままイジメの問題ともリンクすると思うと……ちょっと酷すぎないかなという感触があります。
「甘えんな」とか飛んできそうだが、そのまま「自分は何言ってもいい」と思っていることもまた甘えてるだろと言い返したくなる。
正しいことは正しいが、それを人に伝える際の言い方の正しさというものもあると思うんですよ。
人が言いにくいことをハッキリ言えるだけで誇られても、聞いてる側としては少ししんなりしてくる。
こう考えてきてカズレーザーさんあたりは、どこか暖かみがある気がする。あと実は結構論理的だから、感情じゃなくて理性で納得しやすいのもあるかも。
きっとカズなら仮に「余ったら仕事ない」と言ったとしても、そこでこの話を終わらせることはなかったと思うんだよなあ。その先を考えて話してくれる、そう思います。