ドラマ全体の回数的に考えても、どんだけ「鳴くまで待とう」を徹底したんだ家康!!
ついに、ついに狸ジジイと言われる徳川家康が本性を表す!!
そんな「家康動く」の感想です。
「勝負に出るぞ」と家康。
「天下は秀頼のものに」と淀殿。
「天下は再び乱れる」と官兵衛。
三者三様の思惑が揺れ動きながら、再び天下は争乱に包まれる。
……ちょっとラオウ倒した後〜天帝編の流れに似てるな。
- 作者: 原哲夫,武論尊
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/11/01
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朝鮮にいた者たちも、秀吉の死によって帰国となり、長政はじめ皆さんもなんとか無事に。
長政、三成に対してブチ切れてますね。
「今は形勢を見極めよ」
官兵衛は家康、三成の動きを見ている。
長政はただ三成だけを見ている。
既に徳川家康が危ないという不穏な雰囲気はあるらしい。
そして既に、家康は秀吉の子飼いの奴らをしたたかに吸収する算段を煮詰めつつある。
関ヶ原は「関ヶ原に至るまで」が面白いんだよな。
いや、まあ大体の戦がそうですけどね。桶狭間も長篠も戦いの前に決まってた部分ありますから。
小西行長、めんどいな……!
しかしまんまとそれを家康に利用される若者達。
この流れは家康もですが徳川四天王のアシストが絶妙剣ですな。
でかくなった秀頼、誰が演じるんだろうか。秀頼ってすげえでかかったらしいですからね。
「豊臣秀頼 白鵬」
とかキャスティング出たら笑うけどな。
ようやく前田利家登場!!
もう今週で死ぬやろ、この感じは。
しかしつくづく面白いです、今年の大河。
荒木村重をディープに扱いつつも利家の異様なさっぱり感。
うーむ、家康の華麗なる人垂らしっぷり。
それに引き換え三成は周囲からは腫れ物を触るような扱い。
既に戦いは始まっているということを理解しているのは、家康のようで。
「相手にするな」じゃなくて、三成が後手後手に回りまくっております。それを理解しているのだろうか。
関ヶ原までの流れはもっと丁寧にやりましょうよ……。
長政がはっきり東軍に着くわけだし、官兵衛だって当事者なのに。
閑話休題。
関ヶ原というと、官兵衛と長政ではこの戦に対しての意味合いが根本的に異なっていたのだと思うんですよね。
長政にとっては「家康に勝たせること」が太平だったのだろうが、官兵衛はもっと純粋に「太平をもたらすこと」自体が目的だったというかね。
結果として太平にするために、黒田自らが天下を治めようとしてたのかな、などと。
……現実はもっとドライというか、野心に燃えていたとは思うんだけど。
軍師というか弁舌家・黒田如水のテクニックで利家を封じ込め、戦を回避。
ねね様は……すげえなあ。
「最も相応しき者が、天下人となれば良い」
……言えないよな。自分自身がその天下の組織にいるというのに。
さあ、官兵衛は天下を狙って動き出すのか!?
解釈次第だけど「秀吉の代わりに天下を治める」のは秀吉の遺言へのアンサーとも考えられると思うけど。
長政、未だ三成に心を縛られているね。
そしてそのことを自覚出来てないほどイライラしている。
このままでは家康の道具であります。
いとちゃんが鬱病。
長政がここまで来てるのにまだヘタレ気味なんだよな。
そして利家が死に……速攻で反三成勢力が動き出す!
家康より先に動く!!
ここの三成の動き、お見事なんだよなー。
家康の立場を利用して生き残る、石田三成。
石田三成って土壇場でキレキレの決断が出来る天才性を持ってるんだよね。
「あいつには俺は殺せねえよ」
そうは思っていても本当に実行できる肝っ玉。
生き方や何かが変わっていれば、さらに大成したのではないかと思うのですがね、三成。
家康、官兵衛に探り入れてるなあ。
挑発、そして間接的な宣戦布告とも取れるような会話……。
しかし家康の右目にはなんか能力あるんすか?
家康、動く!!
徳川の狙いは、天下を大乱に巻き込むこと。
一度全日本をまとめて戦いを起こし、反対勢力をまとめて倒し一気に天下を平らげる計画……!!
そして……
黒田官兵衛、動く!!
ついに来たぞ!!
黒田官兵衛の天下取り編がスタート!!
ここから歴史のifでいいから30回くらいかけて黒田の天下取り見たいわー。
次回「如水謀る」。
ダーク官兵衛が久しぶりに登場じゃないですか、これは。