心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

レールガンって男のコだよな

結構前のニュースなんだけど、なんかChoose Life Projectとか面白……大きな問題が起きたので先にそっちについて書いてましたね。
ということで今回は防衛省がレールガン開発に本気を出す件について。
以下毎日新聞から引用。

火薬を使わず、電磁力によって超高速・長射程の弾を連続発射できる兵器「レールガン(電磁砲)」。SFやアニメの産物だったこの新兵器の研究・開発に、防衛省が本腰を入れる。政府の2022年度当初予算案に65億円を計上した。迎撃が難しい極超音速兵器の開発を進める中国や北朝鮮に対抗して、新たな防空手段として実用化を目指すが、果たして――。

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個人的にレールガンと聞いて思い出すのは、メタルギアREX。

メタルギアREXは、ゲーム「メタルギアソリッド」に登場する核搭載二足歩行戦車
その最大の特徴は右肩部に装備されたレールガンで、これによって核弾頭を発射する戦略兵器。

作中ではこの恐ろしさが語られていて、燃料を使用せず熱が発生しないため、熱感知によるミサイル防衛システムに探知されることのないステルス・ミサイル。
さらに厳密には「ミサイル」ですらないため(弾頭をレールガンによって大砲のように射出する)、作中の戦略兵器削減条約にも抵触しない。

見えない核弾頭。当然、迎撃も不可能。さらに地下攻撃も可能なように、地表貫通型弾頭という恐怖の兵器がREXの正体だった。


……とまあフィクション世界ではとんでもない悪魔みたいな武装なんだけど、現実世界で防衛に使うとなると結構大変そうですね、記事読んでみても。
既に試作段階でマッハ6は出ているようで、このくらいの速度ならミサイル迎撃には使えるのかな?詳しくないんでよく分からないんだけども。
ただレールガン自体が完成しても、同時に高性能の探知レーダーがないとレールガンを撃ち込む対象が捕捉できないからその辺も並行開発必要そう。
そして何より電力問題。燃料や推進剤が必要ない代わりに膨大な電力を必要とするのがレールガンなので、日本でこの電力をどうやって工面するのかは大問題でしょうね。バッテリーでどうにかなる電力じゃないっぽいし。

とりあえずロマン武装だと思っていたレールガンが現実に完成を目指して動いている、というのが個人的にはアツい。
こうやって研究の中で生まれたノウハウはレールガン以外の分野にも使えるはずだし(リニアモーターカーとか互いに応用できそうだよね)、安易に軍事技術だからってだけで反対するような人はもうちょい広い視野持って、どうぞって感じ。
今回に関しては防衛としての開発だし、そもそもこうやって我々がインターネットで繋がっていることが戦争が残したものの一つですからね。