心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

断捨離とビジネスは話題としてリンクしにくい気がする

hbol.jp
これ読んでからなんとなく違和感が続いてたんだけど、自分なりに気付いたのは「これなんか今流行っている断捨離やミニマリズムとは違くね?」ということ。
基本的に現在言われている断捨離の話って、ビジネスではなくてプライベートの話がメインだと思うんですね。「家にはもはやテーブルもない」とか「服は全部で3着しかない」とか、そういうの。これ仕事の話じゃないでしょ。

アインシュタインの言葉や実例を引き合いに出しているけど、彼ら天才の「汚い」は基本的には全部自分の研究に必要なものがあふれて「汚い」のではないかと思うわけで、まあこれもまた若干意味合い違う気がしている。
必要なものが溢れて「汚い」のと、あまりにも関係ないノイズが溢れて「汚い」のでは種類というか質というか、異なるし。
工具と調理器具の例も出しているけど、そういう閃きもさすがにグチャグチャ具合の限度とかあると思っちゃう。


ビジネスと絡めて断捨離とかミニマリスト語られてもねえ・・・。
僕は感覚的に断捨離とミニマリズムも異なるものと捉えていて、どちらかというとミニマリズムには否定的ではあるけれど、そんなミニマリストの行う「必要ない(と思われるもの)を徹底的に省く」のと「オフィスで自分の机を綺麗に整頓しておく」は同じ土俵で比べるものじゃないように感じられる。

つーかそもそも「捨てる」と「片づける」、スタート地点がもう違うじゃん。


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言いたいことは「綺麗よりも汚い方が、逆にアイデア出るぞ!」ってのは分かるけどそこに強引にミニマリズム絡めてきた感じ。めしばな刑事風に言うとスープリフト力を無理やり高めてるみたいな。ここでめしばな刑事タチバナを絡めるのが強引なように、ビジネスにリンクさせるのもまた強引なのではないかと。


本来断捨離に関してはもっと精神的な話をしているわけで、最終的には物理的にというよりは頭の中や感情を整理するのが目的なわけで、タイトルの「断捨離にこだわる人こそ〜」がそもそもおかしいと思うんですな。
「断捨離にこだわらないところまで心を断捨離する」のが目的だから、こだわってる間はまだ通過点でしかない。まあ、意味合い的に今は断捨離とミニマリズムは同じように捉えられてるから仕方ないけど。


……あれ?
まあ結局「断捨離してると逆にアイデア出ないぞ」ってのは理解できないけど、断捨離とビジネスシーンの閃きとはそもそも結びつかないという意味では、そこまで考え方が違うわけでもない……のか?
ちょっとここまで書き進めてきてゴールが見えなくなってきたので、消化不良気味だけどここまで。
ただモノが溢れていると出てくるアイデアがあるように、なければないからこそ見えてくるアイデアもあると思う。


ところで全然関係ないけど僕は単純にあらゆるものを減らすミニマリズムは違和感が凄いので、ミニマリズム的なのを勝手に提唱し誰にも公開しないで一人静かに実践しています。
服だけは順調に減ってきてる。でもマンガ含め本はムチャクチャ増えてきてる。そんな感じ。


お坊さんが教えるこころが整う掃除の本

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