「あーあいつのこと狙撃してくれないかなー」
そんな風に思うこと、意外と結構ありますよね。上司とか敵対する企業のCEOとかかつて仲間だったのに自分を裏切って出世していった知人とか、ペンタゴンやCIA、はたまた中東のテロ組織にいたりしますよね。僕はペンタゴンにもCIAにもテロ組織にも知り合いはいませんが、みなさんの中には意外と多いと思ってます。特にペンタゴンあたりに・・・「げ」です。
「金は有り余ってるけど、自分は狙撃の腕はないし銃も持ってないし、何より自分の手は汚したくない」
そんなときに頼みたい男が一人います。
成功率99.9%という、世界を変えるほどの力を持つ超A級の狙撃手(スナイパー)。
あらゆる国家、組織、宗教、思想にとらわれない、孤高にして最強のビジネスマン。
ゴルゴ13です。
とはいえ彼も裏の人間ですから、「どうすればゴル・・・デューク東郷にコンタクトをとることができるのか」を知っている人は少なかったりします。
というわけで私が半ば命がけで「ゴルゴ13に仕事を依頼する方法」を公開してみようかと思い立ったわけです。あまり彼の個人情報を話すと「有罪(ギルティ)・・・」と一言告げられて狙撃されたりするので、窓とカーテンをとりあえず閉めて書きます。彼の前では無意味ですが。
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アトランタ・アメリカ連邦刑務所の受刑者マーカス・モンゴメリーに手紙を出す
これが一番有名な方法ではないかと思います。エピソード「柩に誓いを」「マークのリクエスト」内で明らかになるコンタクト方です。
ゴルゴ13 (Volume15 ペガサス計画) (SPコミックスコンパクト)
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流れとしては
アメリカ・ジョージア州・アトランタ・アメリカ連邦刑務所 囚人番号96304マーカス・モンゴメリー宛に手紙を出す
↓
手紙を受け取ったマーカス・モンゴメリーが看守に対し、ラジオ番組NBC”夕べの祈り”とCBS”宗教の時間”に対し「賛美歌13番」をリクエストする旨のハガキの発送を依頼する
↓
ラジオで讃美歌13番が流れたのを聴いたゴルゴがニューヨーク・タイムズに「13年式G型トラクター売りたし 条件応相談」という広告を出す
↓
広告にある連絡先に電話し、出た人間に自身の連絡先を伝える
↓
伝えた連絡先に対してゴルゴから連絡が入る
という、複雑な手順を踏んでようやくゴルゴ13とのコンタクトとなります。
ゴルゴ自身の安全性も考えるとここまですることになるであろう、という感じです。仕事の内容とゴルゴ自身の身の安全まで考えると、これでも優しい方ですね。
孤児院を営むエゴータ夫人に仲介してもらう
エピソード「番号預金口座」から。
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これに関してはあまり情報がないのですが、とにかくこのエゴータ夫人がゴルゴのことをよく知っている人物なのが信頼性を高めます。「報酬の条件がおりあっても、その気にならなければ仕事を引き受けない」「話すときはあまり感情を顔にださないほうがいい。ビジネスライクに話す」といった、ゴルゴとの会話の注意点のアドバイスもくれたりする方です。
「依頼人の裏切りを決して許さない」という点も踏まえて、このエゴータ夫人の仲介までこぎつけられるのは結構な難易度な気がしますが、それだけに依頼は高い確率で受けてもらえそうな予感がする方法です。
ナスダック上場の「ユナイトホライズン土地開発株式会社」の株を買い、暴騰させる
スケールのデカい依頼方法を行いたい方はコチラがおすすめ。エピソード「システム・ダウン」から。
ゴルゴ13 (Volume62) ナイトメア (SPコミックスコンパクト)
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ユナイトホライズン社の株の動きを見たゴルゴが新聞に「G13型トラクター買いたし」という3行広告を掲載、連絡先を記し、ここから先はマーカス・モンゴメリーの時と一緒です。
ラスベガスの「ウィークエンド」というカジノのオーナーに合い言葉を伝える
こちらもエピソード「システム・ダウン」からの出典。
ゴルゴ13 (Volume62) ナイトメア (SPコミックスコンパクト)
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合言葉を聞いたオーナーがスロットマシンでジャックポットを発生させ、新聞記事にする
↓
ゴルゴが新聞に「G13型トラクター買いたし」という3行広告を掲載、連絡先を記す
後はマーカス・モン(以下略)。
合言葉を知らなきゃどうしようもない手段ですね。
レポンティネ新聞に「フォンデューを二人だけで食したい」という広告を出す
エピソード「最後の顧客」から。
ゴルゴ13 (Volume84) ノー・リレーション (SPコミックスコンパクト)
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ゴルゴの預金口座を預かるスイスの銀行の頭取が、ゴルゴへとコンタクトをとるためにとった方法がこちら。
いわく「ゴルゴ13への、極秘のメッセージだ・・・コンタクトをとりたい、という・・・な。」だそうで、もしかするとこの方法はこの銀行の頭取だけのものかもしれません。他の人が使えるコンタクト手段かと言われると若干疑問がありますね。
イギリス/グレートブリテン島ペンザンスに住むウィリアム・パートリッジに絵葉書を出す
エピソード「300万通の絵葉書」から出典。
ゴルゴ13 (Volume109) ティモールの蹉跌 (SPコミックスコンパクト)
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絵葉書の文面に数値6桁を入れておきます。この数値はUSドルでの報酬金額です。
その後回収された絵葉書がニューヨークにいるゴルゴの秘書(代行業?)に転送され、秘書はゴルゴに連絡、文面を読み上げることでコンタクトと相成ります。
残念ながらこの方法、今は封鎖され使えなくなっています。というのも「300万通の絵葉書」というエピソードが、この連絡手段を破壊した者との戦いを描いた作品だからです。
「絵葉書で狙撃を依頼する」なんておしゃれですが、今では使用不可となったルートです。
新聞に『英国R、G&M商会、船員募集』の広告を出す
エピソード「生存確率0.13%」から。
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こちらはシンプルなもので、あとはこの広告を見たゴルゴ側からなんらかの接触があると思われます。近年のゴルゴは忙しいのか、コンタクトまでの手段もシンプルなものも増えてきました。
私の知っている中ではお手軽の極みなので、急ぎの狙撃依頼がある方はこちらの方法をどうぞ。
人工衛星を爆破させて13の流れ星を人為的に発生させる
スケール大きすぎてついていけないこの方法、「バイルス・チェイス」からの出典です。
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爆破してもいいくらいたくさんの人工衛星を所有している方、また流れ星をちゃんと13個にコントロールできる技術を持つ方はこの方法をご一考してみてはいかがでしょうか。
人工衛星の費用+ゴルゴへの依頼料となるととんでもない金額だと思うんですけど、それでもなお狙撃してもらいたいターゲットがいる方はどうぞ。
まとめ
他にもあげたらたくさんありまして、シンプルに「G13型トラクター売りたし」みたいな広告や、「讃美歌13番が歌われている最中の教会の壁を破壊する」みたいなひねり型もあります。
「直接呼ぶときはデューク東郷の名前で呼ぶこと」
「依頼金は全額前払い」
「絶対にゴルゴに依頼するときにはウソをつかないこと」
「ゴルゴを裏切らないこと」
これらをちゃんと守れるならば、広告や手紙を出したり、人工衛星を爆破してみてはいかがでしょうか。
「要件を、聞こうか・・・」
ゴルゴ13があなたの前に現れるはずです。
ゴルゴ13データファイル―TOP SECRET (SPコミックス)
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