心の雑草

「げ」と申します。「旅=人生」というライフスタイルをめざして、心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

真田丸 第1回「船出」感想

昨年があまりに酷かったので相対的に期待も高まりつつ、同時に脚本が三谷幸喜ということで不安も残る今年の大河ドラマ真田丸」がついに始まる。

自分の知りうるイメージでいうと真田信繁……というより、真田一族の歴史は反骨心の歴史であって、基本的には不遇の中をあらゆる手を使って狡猾に生き延びる過程が持ち味。
「戦国サバイバル」の部分がどのぐらいフィーチャーされるかが楽しみですが、三谷演出がどのくらいコメディ感出してくるかが怖いよね。

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ストーリーとしてはまさに真田一族の危機が始まる、主君武田の滅亡から。
子役を使った幼少期がない大河って珍しいかも。

子分を連れて徳川軍の陣地へ潜入したけど見つかって、敵の馬を奪って逃げる若者。
のちに真逆で徳川軍に突っ込むのだ!49歳の時。


ここでモロ信長の野望の一枚絵戦国マップによる当時の日本情勢であります。
このころの日本って面白いんだよな。ほとんど織田家が制圧していながら、武田・上杉・北条・徳川あたりがもぞもぞしているのが激アツなんですよね。

そして草刈正雄登場!
もう真田昌幸が死ぬまでは真田昌幸が主役だと思って観ます。……草刈正雄カッケーな……。
この男は信長の野望だと統率が97とかある化け物です。
上田城で二回も徳川軍をほぼ完封する軍略のモンスター。


新府城」ってのが無知な故初耳でした。
躑躅ヶ崎館で覚えてたからさ、武田といえば。
そしてどうにも肝心の主人公・真田幸村が出てくるとグッと三谷テイスト出るのがなあ……。


兄・真田信幸は実直に命令をこなすタイプ。
弟・真田信繁は自由奔放だけど、父上から受け継いだ軍才ブラッドは継いでいるぜ。


武田VS織田。
これ状態としてはもう体勢が決しているんだよね。
昌幸はやっぱりそれも分かってるから、すでに「武田が滅びたあと」のことを考えているしたたかさな。
つーかこれ真田昌幸がつくづくカッケーなおい。
「表裏比興」と呼ばれた男の立ち回りは、家族に対してすらゆらりゆらりだ。たまらん。


これねー、武田勝頼って大変だったと思うんですよね。
並みの武将なんぞよりはるかに優秀だったという史料なんかも出ているけれど、いかんせん父親が偉大すぎ、そして敵の信長が強すぎたんだよね。

浅間山が噴火しちゃったので武田の滅亡が決まりました。うーん三谷幸喜っぽいぜ。
ただこのくらいの頻度ならいいアクセントかも。そして穴山梅雪裏切りだぁ!


もはやこれまでのテンションで小山田信茂脳筋
真田昌幸はまだ粘るぞ!
「騎馬突撃で活路が開けるかもよ!」
「最後まで諦めないことによって活路が開けるんや!」
鉄壁の真田昌幸ディフェンスで武田存続への希望を繋ぐぜ!
……これもしかしてアレか?こうやってる間に真田独立後のための準備期間稼いでんのか?

とはいえ真田は武田家的には外様。
小山田“脳筋”信茂がゴネたから真田の計画には乗らない。
武田勝頼としては昌幸にも感謝があるのだろうけれど、「甲斐の大名」として生きて、そして死ぬことを決意した。ということでいろいろ便宜を図ってくれる勝頼様。うーん器がデカイ。

真田昌幸が本心から武田のことを考えていたのも事実ってのが複雑なんだよな。複雑で、そして面白いのよ真田昌幸という人物はね。


こうなると武田勝頼こそが真田が逃げ切るための囮とすら言えそうだが。
さよなら新府城

小山田信茂謀反だぜぇーー!!
完璧な作戦だよな。城を焼かせて退路を断ち、その上で放り出す。武田勝頼終了です。

北は上杉景勝
東は北条氏政
南には徳川家康
そして西から巨大な勢力・織田信長が迫る。
……あり得なくね?この状態でこいつらは生き残るんだぜ。


タイトルの「船出」は、武田から離れ大名である「真田」としての船出。
そしてここからが真田一族の長い長い戦いの物語の始まりだよ。


ということでやっぱり昨年があまりにひどすぎてすげー面白かったよね。
このくらいのバランスで三谷テイスト入るなら全然OK。
あとは苦難の時代をどのぐらいディープに描くかが個人的な楽しみポイントです。