ようやく終わる。
黒田の跡取りである熊之助、若き日の長政みたいな単純さで船に乗り込み、玄界灘に散る。
「簡単すぎる……あっけなさすぎる……」
アヴドゥルさん並みのあっさり仕上げでこの世を去りました。
アヴドゥルさんと違ってマジで死ぬけどね。
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朝鮮の地で日本号ブンブンしていたオリーブオイルにもその報せは届き、なんと「うちの息子がついていながら!」と詫びます。うーむ、男。
結果的にこのお手紙は遺言になってしまったか。
一方で長政の子供が生まれます。女の子。
秀吉は自らの死期を分かっているようで。
徳川家康の本性、茶々様には見えているらしい。暗躍している者同士、なにか感じるのか。
しかしこの家康、いい意味で胡散臭い。
そして肝心の秀吉も家康が危ないのも理解している。
自分自身が天下を奪うようにして統一したことを思い返すと、人ごとじゃないぜ。
孫娘との顔合わせの場面が雨っていうのは、いい演出ですな。
明るいシーンでありながら、熊之助の死を暗示させるように雨は降る。
「現実を受け止めろ」と官兵衛は妻に言います。
「死んだのだッ!!熊之助は、もう帰って来ぬ」
如水になってメンタル強くなってるのか官兵衛。
秀吉リーチ。
過去を振り返りだしたら人間終盤ですね。
利休、秀次。それどころじゃない。
秀吉が天下を取るまでに奪った命は、名もなき者も合わせれば数え切れません。
「秀吉は信長にこだわりすぎた」
それが官兵衛のアンサー。……それ、もっと早く言えば良かったんじゃないの?
天下とか豊臣の力とか、そこに固執して暴走する前に教えれば変わった結末になっていたんじゃ……。
黒田官兵衛、自ら天下を取る気はない宣言。秀吉さりげなく頭を撫でるなよ。
この「ありがとうございました」くる……。
「官兵衛……さらばじゃ」
官兵衛、秀吉から少し離れてから号泣。
孫の死では泣かなかったけど秀吉は泣くか。付き合ってきた時間が全然違うしな。
家康、ニヤリ……!
ついにオレの時代が来たぁーー!!
一方、三成&茶々様も動き出す。
「家康は自分が止めます!」的な感じですかね、三成。
やっぱ秀頼、この二人の子供じゃねーの。
次回「家康動く」。
ここから関ヶ原まで速いぞコレ!!