心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

おんな城主直虎 第29回「女たちの挽歌」感想

なんといいますか、ドラマ的にはようやく井伊が戦乱の時代に足を踏み出すみたいな感じがある。

男たちの挽歌 [Blu-ray]

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死の直前、寿桂尼が遺したデスノートに記された井伊直虎の名前。
一方で徳川を利用し戦を回避しようと動く直虎に対し、家康もまた策を巡らせる。

ところで「挽歌」は人の死を悲しみ、悼む歌だそうで。
寿桂尼への挽歌ってことなのか……?

つーか徳川に送り込んだ使者、傑山さんかい!!

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感情の暴走、外側から見てると痛々しい

先日定食屋で食事をして、お店を出た時のこと。

お店の外でどうも店長さんらしき人がおっちゃんにキレられてました。
まあ聞くでもなく、聞こえてきた内容の限りでは注文したものが忘れられてて20分くらい待たされて、キャンセルして店を出たところで怒ってるみたいな感じ。

確かに、聞こえている限りではお店側の不手際なのは分かる。
だからキレる気持ちも分かるけど、これを客観的に外側から様子を見ていると本当に痛々しいですねコレ。

怒らない練習

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想像力のお話

昨今の政治家の皆様のひどい有様をテレビで観ていると、どうも想像力という力が著しく乏しい人が多い気がします。あと相変わらず責任感かな。

もし自分がこういう発言をすると、その後周囲はどういう反応をするのか。

第一に「他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ」の発言がエグい批判を生むと想像出来てないなら、まずそれはそれでとんでもなく想像力がない。

第二にそれは想像出来た上でやったこととしても、「自分が他人から票を頂くこと」によって議員をさせて貰えていることが想像出来ていないことが致命的。
あなたがこき下ろしている他人様のおかげであなたは今議員なんですよ、ということでもう速攻辞めてもらいたいところだけど……ところであの方、議員としてはどういう実績あるの?

社会学的想像力 (ちくま学芸文庫)

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正直今話題の人だけじゃないけどね。
防衛大臣とか、あとこれまでに不祥事やらで酷い言い訳して自らボロを出して消えていった数多の人々にも同じことが言えそう。
今の総理大臣とかもね……。

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刃牙道 第166話「純粋力比べ」感想

握る、勝利を。

〜今週のあらすじ〜

背中への4連斬を受けた花山は、痛みを訴える。これまで武蔵の斬撃を受けた者は、痛みを訴える前に事切れていた。つまり痛みを訴えることが、花山の肉体の凄まじい強靭さの証明でもあった。
右手を伸ばす花山に対し、武蔵は左手でそれを握り返す。ピクル戦同様の手四つの形になった瞬間、花山は「間に合った」と呟く。
握り力で武蔵を押し込む花山は、そのまま空いた左手で武蔵の顔面を握った。

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書評:「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」 夢枕貘風

もし文豪たちが カップ焼きそばの作り方を書いたら

もし文豪たちが カップ焼きそばの作り方を書いたら

一時期Twitterで流行した、色々な人の文体でカップ焼きそばの作り方を書くというもの。
それの、書籍化である。
書籍化といっても、Twitterで書かれたものをまとめたものではない。
神田桂一。
菊池良。
この2人が、それぞれ50個ずつ、気に入った作家の文体で書いたものなのである。

それを、読む。
読んで、感想を書く。

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