これは……この映画はヤバい……!!
映画「LIFE!」を観てきた。
主人公ウォルター・ミティは、雑誌「LIFE」を制作する会社のスタッフ。写真のネガ管理をしている。
妄想癖のある彼は時々ぼんやりして、理想の自分を思い描いたりはするのだが実行には移せない男。
そんな時買収されてしまう彼の会社。
最後の「LIFE」誌の表紙は、世界を飛び回るカメラマンであるショーンの撮った「25番目のネガ」。
しかし、その25番目だけが抜け落ちていた。
妄想を飛び出し、ウォルターはショーンを追ってグリーンランド、アイスランド、そしてアフガニスタンへ……。
「生きる」ということと向き合い始めて行く。
仕事と、同僚の気になる女性を引きつけようというような下心が発端で始まったウォルターの旅。
アイスランドから戻って来たウォルター。しかし解雇されても、女性に旦那がいることが分かっても、彼は再びショーンの行方を追ってアフガニスタンへと向かう。
ストーリーが進むに連れてウォルターの妄想は減っていくのが絶妙。
現実の冒険が妄想を超えていく。
「LIFE」誌のスローガンにあるように、「世界を知る」ことが生きること。それをその身で「知っていく」ウォルターに感動。
実は私も近いうちにまとまった時間が取れるかもしれない。
ウォルターのように「旅」に出てみようか。
本気でそう思わせる作品だった。