心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

真田丸 第9回「駆引」感想

前回の大河はマジでトラウマものでした。
失敗を取り返そうと一所懸命に叔父を手伝い、ようやく春日信達の調略に成功したかと思えば目の前で殺害を目撃どころかそのあとの現場工作を手伝わされた信繁。
こうやって「大人って信用できないわ!」ということを学びつつも、これが戦国時代を生き抜く弱小勢力の戦い方であることも学んでいくわけか。

とはいえ春日信達1人の死によって、信濃から上杉、北条、徳川を全て追い出すことに成功した表裏比興・真田昌幸
なんか毎週書いてるような気がするが、ここからが本番だ。まあ毎週書くってことはそれだけピンチが続いていくのが真田だよな。

一難去ってまた一難だ。
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早速真田の策謀により、北条が徳川へと襲いかかる。
さりげなくこれって天正壬午の乱の時点での徳川大ピンチだったりするんだよな。北条は戦力大量だし。
そしてそんな徳川が助け舟として考えたのは、自分達を嵌めた真田昌幸その人だった。


直江兼続が怪しんでいるのはもう分かってた叔父上もしれっと脱出。
真田・出浦ペアはカッケェ。
「お前は策とはなにかを、まだ知らんようじゃ」
「知りたくありません」
そりゃあんたまだ真田信繁10代だし。

出浦さん、実は一番優しかったりしねえ?
「お前は優しすぎる」というアドバイスこそが一番の優しさだぜ……。
あと信幸の奥方の貧弱キャラが過ぎる感じありますね。ちゃんとあとで効いてくるならいいけど。

長澤まさみでは信繁が立ち直ったとしても、視聴者が立ち直れない傷を負うぞ!


黙れ小童・THE・室賀さん。
このタイプが一番面倒です。力はあるがバカというタイプが。北条の5代目もなかなかヤバイよな。
……あれ?室賀が乗ってきた。
氏直と違って経験はあるから、そういう意味では話は通る。

さあみんなが大嫌いなきりちゃんタイムです。そういや逆転裁判6で真宵ちゃん復活で割と歓喜してるよねみんな。
信繁を癒すのはまさかの作兵衛なのか。


そうなんですよね。
「春日信達1人の死によって戦が回避された」ってのが結果として残ったわけだし。
数週間前に「生きてこそです!!」って自分が言ったのを忘れてたのか信繁。
ドライではあるけど、この時代では正直命って数で数える時代だったのかもしれない。そしてそれがそのまま統治者としての理論でもあったような気がする……まあ世界大戦の時とかもそういう感じだったとは思うけどな。


「さ〜な〜だまさゆきはなぜかおをださぬ!?」
スーパーバカ・北条氏直がいいですね。
今年は通説でバカ扱いだった父・氏政の方が切れ者として描かれてるからこの辺でバランス取ってるのか。
……真田信繁、これ暗殺スキル鍛えてる?
剣術ではないよね正確にはこれ。アサシンになりたいのか。
ちなみにウィザードリィだとニンジャには悪の人間しか慣れないぜ。真田信繁・悪・ヒューマンだ。


出浦さんはハッキリ「お前が統治しろや!」と昌幸に迫る。
そして「統治しちゃってもいいかなあ〜」と悩む昌幸。偉大なる武田信玄公と自分を比べてしまっている。
武田信玄の甲冑サウンドが再び!
……信幸でした。


徳川から協力依頼。
従うのではなく、徳川を利用する。
ということで出浦殿が家臣に、そして国衆まとめは諦め真田昌幸は大名への道を決断。

しれっと叔父上が徳川との交渉に。
諏訪・甲斐・上野を寄越せ!という強めの要求通ります。
「ほっほっほ!真田が裏切りおったわ!!」
コンペイトウボリボリ北条氏政!コンペイトウのように甘く見ていた真田に足元掬われるぜ!!


「一人でも多く死なせない戦」を実践してみたくなった真田信繁が立つ!
信繁の策はこうだ。
兵糧の道を断つために、手薄な小諸城を落とす。
デカイ戦は徳川軍に任せることで、真田の兵の損傷は最小限に。
狙い通りに行ったこの作戦によって、真田の時間稼ぎはさらに延長されたかに見えたが……。

徳川と北条が、手を結んでしまったのである……。
真田昌幸が北条を裏切った10日後に、北条と徳川が組んでしまった。
面白くなってきたぜ!!


「真田……そろそろ死んでいただこう」
「根絶やしにせよ」
不穏な言葉が飛び交う次回予告。