心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

花燃ゆ 第4回「生きてつかあさい」感想

一日遅れで録画してたやつを観ましたよっと。相変わらずオープニング曲は素敵でございます。


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もはや兄ちゃんの想いですらその日本を変革するという強い意志を止めることはできず、吉田松陰は黒船に潜入して捕まってしまいました。
仁先生の「何故待てぬッ!?」に色々集約されとります。吉田松陰はまだ若すぎるぜ。

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一番キツいのは家族の面々ですわな。
吉田松陰の死罪はまず確定的な気配が……。
親父は親父で覚悟決めてます。松陰には松陰の大義があった。だからそれは松陰自身が背負わなければならぬもの。
……なんか愚地独歩・克己親子のようだな。


兄ちゃんは止められなかったことに苛まれている。
止められなかったことがたまらなくてたまらなくて、腹を切ろうとすら思うほどに。


父ちゃんは父ちゃんで何かできないかと静かに思案する。


というか吉田松陰、まさかの完全にウソなしのパーフェクト自白ッ!
キーワードはホープ(希望)!
希望が絶望に変わっていく物語を牢獄の中で話すのは象徴的であります。


命など、惜しくない。
己が死ぬことで自身がしたことが日本中に知れ渡り、未だ目覚めぬ人たちが目覚めればそれこそ狙い通り。凄まじい想いの松陰である。


仁先生の跡継ぎが誕生。
そのタイミングで仁先生が帰ってきて、松陰の死罪はキャンセルされたことが伝えられる。
いやあ、ペリーさん粋な計らいでござい。


これは……父ちゃんは切腹する流れか?夕暮れに切ない感じで座ってましたね。
全てが終わった。
その最後の仕上げが、父ちゃんの切腹だった。
天才である息子・吉田寅次郎のためにその命を捧げる。その精神性はまるで凡庸ではない。

親父は分かっていた。
まだ寅次郎は弱い。だから文ちゃんが支えてやるのだと。

奇妙なものです。吉田松陰のお沙汰が改まったことで、父ちゃんの切腹は禁じられる……。


吉田寅次郎、帰国。そのまま終身刑みたいな状態のようです。
動けぬ松陰のために、目となり足となる。それが文ちゃんの出した「吉田寅次郎を支える」方法でした……。



……なんかすっかり吉田松陰が主役の大河ドラマだな。素直にその方がもっと多くの人が観るんじゃないんすかね。