さあ、今年も大河ドラマがスタート。
今年の舞台は戦国時代。天下人となる豊臣秀吉を支え続けた弟、豊臣秀長が主人公です。
歴史に興味がない人でも知ってるような人がどんどん出てくる戦国時代の中心みたいな時代。『どうする家康』以来と考えるとそんなに久しぶり感はないですが、個人としてはその家康を観ていなかったので……。
昨年の『べらぼう』が非常に面白かったこともあり、今年の『豊臣兄弟!』は少しハードルが上がっている状態でのスタート。
初回の掴みも良かった昨年に比べて、今年の第1回はどうなりますか……。
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おっ、アニメーションからのスタートは斬新ですね。
大根を持って走り去る猿と、木の上から銭を握って遠くを見る猿。
この2人が木下藤吉郎・木下小一郎の兄弟。
「彼らは人たらし」ですか。秀吉だけでなく秀長も人たらしなのね……。
オープニングは秀吉・秀長兄弟の出世を描いたような流れでなかなか良いですね。ちょっとロックなBGMもいい感じかも。
木下小一郎、農民同士のいざこざを見事に解決。こういう外交能力が高いイメージありますね、たしかに。
軍人としての才能もすごいけど、秀長には内政能力が高いイメージがあります。
「甘ったれたこと言ってないでさっさと戦に行って来い!」
姉ちゃんの一喝!この農民の生活と戦争とが直結しているのが戦国時代の現実ですね。
坂井さんに口添えをお願いしたりするあたりも含め面白おかしく描いているけど……本当は重たい世界だよな、これ。
そんな坂井様の屋敷に野盗が襲撃。そのまま村人の集落も襲撃。
というところで、直ちゃんが攫われかけたところに木下藤吉郎帰還!!弟も弟なら、兄も兄ですねえ。口が上手いぜマジで……。
野盗相手にしゃべりで交渉する選択肢を取るあたりよ。
藤吉郎が大出世して帰ってきたけど、この兄貴のせいで家族ごと人生終わりかけているのでめちゃくちゃ家族から嫌われているという。
それでもやっぱり母ちゃんは母ちゃんやね……。
8年かけて今川家臣に仕え、その後で織田信長に仕えて足軽大将になった……と言うところまでの話ですが、なんか話が70〜80%くらい盛られているっぽい内容。
「ほらねーなんか腹が立つ」という姉がシュールすぎる。
藤吉郎からスカウトを受ける小一郎ですが、本人は侍になる気なし。
なるほどね……父親は戦で亡くなっているから、そんな危険に遭う可能性の高い侍になんてなりたくないわけですね、小一郎。
兄弟の剣術対決が始まる!そして兄に打ち勝つほどに鍛えていた!!
と言うところで和尚さんに貰った仕事先が清洲。
「清洲じゃ」
「なんでじゃ」
のリズムキレキレでちょっと笑っちゃった。
先にキャスト見ているから分かるけど、道路の普請に自ら参加している織田信長である。
普請のアクシデントに対して、小一郎が的確な指示を飛ばして統率力を見せつけます。
この辺ちょっと上手い解釈かもしれませんね。信長の市井に直接潜んで様子を見ていたというエピソードと、小一郎の出会いを直接繋ぐドラマ展開。
……藤吉郎、まだ足軽大将になる予定のただの足軽だった!!
そしてちゃんと殿様モードの信長。
「じっとしていては欲しいものは手に入らぬ。自分の道は、自分で切り拓くのじゃ」
昨年のべらぼうも田沼意次に通じる、主人公を導く第一歩ポジションが信長ですかね。
いいですねえ、この古い感じの柴田勝家像。
いいけど悪いですねえ、この古い柴田勝家像……。
分かりやすく視聴者のヘイト集めるポジション。
そして小一郎の盗賊犯人探し。
ターゲットは丹羽長秀の屋敷と踏んで、その丹羽長秀に直接注意を促します。
そういや「羽柴」は丹羽長秀・柴田勝家の2人から取った名前からでしたっけ。だからこそ1話目から登場させたのかな。
さて、丹羽長秀邸の警護が厳しくなったところで、犯人は別のところを狙うだろうと読んで張り込み中。
藤吉郎の出世する欲望の根源は、周囲から見下されたり嫌われたくないというややネガティブな理由に起因しているのがリアルですね……。
清洲の連続窃盗事件の犯人は、藤吉郎が世話になっていた甚内さんでした。ここで問い詰める小一郎、普通に杉下右京みたいな洞察力を見せるぜ……。
小一郎を守るべく刀を抜いた藤吉郎、めちゃくちゃ強い件。
盗人どころではなく、斎藤義龍との内通者だった甚内さんなので大手柄どころではない大手柄ですわこれ……。
織田信長、清洲に帰還。
手柄は、木下兄弟より先に情報を掴んでいた丹羽のものになりました。
「手柄が欲しければ、誰よりも速く動け」ですか。
この織田信長の速度を重視する感覚、これは信長を理解する上で大事よね。桶狭間で最も評価されたのは、今川義元の首ととった人間ではなくその状況を作るための情報を持ってきた人間……というのは有名な話。
一方で女子供でも容赦なく処断する残酷さを強調するのはまた古い信長像だったり……。
甚内さんを容赦なく斬り捨てた兄に恐怖した小一郎。
侍には「ならない」のではなく「なれない」と兄へと伝えて……?
次回「願いの鐘」。
直さんの恋愛模様は早くも終了?
今回はむしろ兄と弟の埋まらぬ溝みたいなものを見せてきたかなあと思います。ここからこの兄弟がどうやって真のタッグになるのか。その辺も見所でしょうか。
個人的には、柴田勝家の描き方があまりにも昭和の勝家像というか、その辺はちょっと物足りないなあと。分かりやすすぎる秀吉いじめキャラは新鮮さがなさすぎるので、何かしらここから変化は欲しいかも……ですね。
