先日Twitterでちょっと話題になったお話。
「なんでメモ取らないの?」VS「なんで手順書ないの?」
という、先輩と後輩の対立仕立てのツイートが発端で、どちらかのスタンスに立って語る人もまあまあいたんですが……。
これ、どう考えても「メモも手順書も必要」で話が終わるやつでは?という気がします。
なんでどちらかだけで完結すると思うのか、その思考が自分には分からない……。
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互いに補完関係だと思うんだが
ということで手順書、まあいわゆるマニュアルですね。
これはあって当たり前のものであって、逆にそれがない職場は何か問題があると思います。
居酒屋で働いていた時にも、当然ですが料理の作り方のマニュアルはありました。
短期間ですがバーで働いていた時も、その店では料理も出していたのでマニュアル化してファイルになっていましたね。
一方でマニュアルには書かれていない細かいところ、個人レベルで気を付けたいところというのが出てくるわけで、それをメモで補うというか。
もちろんマニュアルの内容を一旦メモに書き写したりも場合によってはしますが、そこに補記していくような形にすると分かりやすい場合にそれを行います。
自分の具体例だと、例えば居酒屋でメニューにあった唐揚げ。
唐揚げ以外にサニーレタスや水菜をあしらって野菜も豊富な盛り付けだったわけですが、マニュアルに書かれているのは唐揚げの揚げ時間や食材の量などです。
「どのように盛ると綺麗に見えるか」「どの皿が盛り付けるとよく見えるか」といった部分は、例えば先輩の盛り付けを実際に見たり自分で色々工夫して出てくるポイント。こういうことをメモにしていました。
で、逆にマニュアルなしでメモだけでやれってなると……そもそもの前提部分がないので、何もかもメモすることが強制されますね?
こうなると「どこが大事なポイントとして抑えるポイントなのか」が見えてこないので、メモが有効に機能しないというか。
結局メモではなく、自力でマニュアルを作っているのに近いので効率が極めて悪いです。
マニュアルがあるからメモが足りないところを的確に埋められるし、メモだけでは基礎的な部分が分からないままになってしまうからマニュアルが必要……そういうものなんじゃないですかね。
そもそもマニュアルがないのは、雇う側の怠慢でしかないと思うので、まあそういう意味では若干「なんで手順書ないの?」のほうが親近感湧くんですけどね、個人的には。
