正直、個人的にはかなりこの機能については否定的で、まあ自分は使うことは一切ないだろうなという感じですが。
LINE、アップデートによりAIが会話の流れから文章を作成してくれる機能が追加されました。
LINEを仕事で使用している人なら需要ありそうだけど、自分みたいに友人や家族とのプライベートな会話でしか使用していない場合、そこにAIを使用する価値が全く見出せないという。
むしろそういうところの文章を自分で組み立てない場合、もはや自分で文章作るシーンなくなってしまうのでは？
こうやって何でもかんでも安易にAIに頼ると、自分自身の思考能力や表現能力が退化していきそう。
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お仕事における、いわゆる定型文をパッと表示してくれるくらいなら使い道はありそうですけどね。ただしこれって定型文呼び出し機能であって、AIではないわな。
結局はAIで出力した文章を自分で手直し・推敲することをしないとダメなのは変わらないと思いますし、逆にそれしないとどこか不自然な文章になるような気はしています。
一方ではじめに書いたように、友人や家族とのプライベートなLINE会話すらAIに任せるようになったら……それはもはや会話する意味を問うような事態な気がするんですね。
そのシチュエーションで自分で言葉を紡がないのは、あまりに人間味がないというか。どこかディストピア的世界です。
AI自体は正しく使えば便利な技術革新だと思う一方、どうもそんなAIを「何でもやってくれる」みたいな感じで過剰に持ち上げているような人も結構多い印象。
それこそGoogleで何か単語を検索すると、一番上に「AIによる概要」という形でその単語についてAIがまとめたものが表示されるようになりました。ただ、現在のところまだその情報には不正確な部分も多いです。
現状の生成AIは新しいものを生み出す力は実は弱くて、ネット上の膨大なデータベースから適合するものを集めてきてまとめているというのが正しいと思います。簡単にいうと、ゼロから何かを生み出す能力はない。参照してくるデータベースがすごい量なので生み出しているように“見える”だけであって、基本的にそこには人間のような独創性は発生しにくいはずです。
問題点の多いAIイラストもそうで、取り込ませたイラストの特徴を利用してイラストを生成しているので、どうしても「AIがオリジナルイラストを描いた」とは個人的には認めにくいというか。元の絵を描いた人のエッセンスだろそれは……と思ってしまうし、そういうシステム故に「無断で人の絵をとりこませる」とかの使い手のモラルに起因する諸問題も発生しているんですけどね。
現状のレベルだと、生成AIはあくまでも補助機能という認識。
当然ですが、人間側がある程度「何をどうして欲しいか」の指向性を与えないと期待通りの回答をくれませんし、ということはその指示を与える人間側にある程度能力がないと上手く使うことができないと思います。
そして今回のLINEのAI機能、安易に多用するとまさにその人間側の能力を退化させる負のスパイラル的な機能のような気がするのですね。
……と、まあAIに対して生理的な嫌悪感を抱いている人間の感情とだいぶ盛り込まれた雑記でした。
今の時代、自覚していないところで大いにAI技術の恩恵を受けているのは認めないといけないのでなんとも……ですが。
とはいえ、やはりいくらAI技術が発展してもそれを使うのは「人間」ですから、そのことは忘れちゃいけないよなあ……などと思ったりします。使い方を誤ったらいくら優秀な技術でも意味がない……どころか、悪い方向に働くわけですからね。
思い付いたことをつらつら書いていったら、なんだか着地点も分からなくなってしまったのでこの辺で終わりにします。
